ストレスで太った体をオンラインボクシングレッスンでケア


ロックダウン生活に慣れるまでは、これまでと違う生活へのストレスで、アイスクリームやお菓子を食べすぎて、太っちゃって……(笑)。3週間過ぎた辺りから、オンラインや自粛生活にも慣れてきて、気持ちをグッと切り替えたんです。まずはボディラインを意識して、露出が多く体にフィットする服を着るようにしたり、オンラインでキックボクシングのトレーニングを受けたり、心身を引き締めるための生活を始めました。

キックボクシングのトレーニングは、3年ほど前から始めています。体幹を使って、腕や脚を素早く動かすので、二の腕や背中がすごくきれいになるんです。それに、ボクシングの動きは頭で考えていると動きが間に合わなくなるので、思考より先に体を動かすんですよね。これって思考を止めて、今に意識を集中する、瞑想でやっていることと同じ。いわば、キックボクシングは動的瞑想みたいなものなんです。だから、終わった後、体だけでなく、目も頭も心もスッキリします。 
キックボクシングのレッスンはハードなものは2週に1回、ソフトなものは週1回ほど受けて、かなりストレス発散ができました。
それでもまだおうち時間がたっぷりあったので、久しぶりにヨガを再開。トレーニング前後のストレッチにもいいし、深い呼吸を繰り返しながら体を動かすのも気持ちいいですよね。体の疲れが取れて、ボディラインも美しく変わるのでやっぱりヨガはいいなぁと、再認識しました。
もちろんロックダウン中も毎日、瞑想。もう生活の一部だから、瞑想はやらないほうが気持ち悪いんです。
朝の瞑想から始まり、日によってトレーニングやヨガ、サーフィンなどをして体を動かす、家族と食事をとり、散歩に出かける……、そんな生活が、気づけばあっという間に2カ月経っていました。人間っていくらでも休めますね(笑)。ロックダウンの初めの頃は、あんなに不安だったのに、今ではもっと休みた~い!って思ってしまうから不思議!

テラスではヨガや瞑想をすることも。


昔を振り返って息を詰まらせるより、ワクワクする未来へ


こちらはロックダウンが続きながらも、規制はどんどん解除されて、みなさんと同じように、私も以前の生活に戻りつつあります。4カ月前と全く同じ生活に戻ることを考えると、息が詰まりますよね。
でも、この3カ月で、国や社会のシステムも、私の考えも、すごく変化したように思うんです。例えば、オンラインを使っての授業やミーティング、イベントやトレーニングなどが当たり前になったように、ロックダウン前には考えられなかったような可能性が、広がったような気がするんです。だから実は今はこの先が楽しみ。新しい世界で、私に何ができるのかを考えてワクワクしています。

 

次回はSHIHOさんが思い描く、アフターコロナ後のワクワクする新しい世界についてお伝えします。

撮影/ケーアールケープロデュース
モデル/SHIHO
取材・文/山本美和
構成/川良咲子




前回記事「【SHIHO五感瞑想決定版】心身が鎮まる20分間のガイド総集編3」はこちら>>

 
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