SHIHOさんの瞑想連載も5回を終え、徐々に瞑想の気持ちよさに目覚めている方も多いのではないでしょうか? 実はこの連載の取材をスタートしたのは、世界がコロナの恐怖に包まれ始めた2月中旬のこと。日本とハワイを行ったり来たりしながら仕事を続けていたSHIHOさんも、今までのように日本に来ることができず、家族の住むハワイから瞑想の情報を発信してくれていました。

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多くの人がコロナ禍によって生活の変化を余儀なくされたのは、ハワイに住むSHIHOさんも同じです。そんなロックダウンの2カ月間、SHIHOさんはどのように過ごされたのか、オンラインでお話を伺いました。

ハワイの自宅テラスにて


娘のオンライン授業につきっきりの2カ月半


実は娘の通うハワイの小学校は、もう夏休みなんです。早いですよね~。ロックダウンが始まってから、もう2カ月半も経ったなんて! あっという間でした。

3月上旬、ちょうど日本で仕事をしていた時、アメリカが入国制限をするというニュースを聞き、あわてて家族のいるハワイへ戻りました。
家に帰って落ち着く間もなく、トランプ大統領が国家非常事態を宣言し、娘の学校ではすぐにオンライン授業が始まったんです。このオンライン授業に、親の私のほうがあたふた(笑)。ただパソコンにアクセスするだけならいいんですけど、スケジュールを把握するのに娘につきっ切りで。時間ごとに決められた課題に取り組み、それをアプリを使って先生に送信したら、次の授業のサイトにアクセスして……。親が授業の管理をしてあげないと勉強がスムーズに進められなくて。でも、そのシステムを理解するまでが大変! ロックダウンが始まってから3週間は、その生活に慣れるのに、娘も私もいっぱい、いっぱい。やっとオンライン授業生活をうまく使いこなせるようになってきたら、夏休みに入ってしまいました(笑)。
 


 

娘の成長、家族の大切さに気づいた貴重な時間


日本とハワイを行き来するようになってから、こんなにずっと娘のそばにいられるのは初めてだったかもしれません。
2年生の最終日は、先生が一年間の学校行事のスライドショーを作ってくださり、オンラインで生徒みんなと鑑賞しました。娘は「あの時、ママはお仕事でいなかったけど、こんなことがあったんだよ」と無邪気に説明をしてくれるんですけど、私は「ああ、このイベントの時はいてあげられなかったなぁ」とか、「ハロウィンの時、髪をかわいくしてあげられなかったなぁ」とか、そばにいてあげられなかった時間を思って、ちょっと切ない気持ちになりました。
普段はひと月に1回のペースで日本に帰国して仕事をし、ハワイに戻る、という生活をしていた私にとって、ロックダウン中の2カ月半は、ずっと娘の側にいて授業を見続けられて本当に貴重な時間だったなぁと、しみじみと思います。もちろん、ずっと一緒にいる分、ケンカも多かったけど、発見もたくさんありました。 彼女の英語や授業への理解がしっかりできていることや、弱点などもわかったし、毎日少しずつ成長する姿を身近で感じることもできました。 何より、家族3人でいる時間が長かったからこそ、お互いが協力してサポートし合うこともできました。振り返ってみれば、主人とはお互いに自分自身の仕事に一生懸命になり過ぎて、娘のサポートに関して足りない部分があったように感じていたんです。けれど、毎日、一緒に食事をとったり、散歩をしたり、ひとつひとつは小さなことだけど、一緒に過ごす時間が増えることで娘の気持ちがとても満たされて安定していたし、家族の絆が深くなったように感じています。
きっと10年後。この数か月を思い出して、あの時楽しかったね!って言ってるんでしょうね(笑)。

 
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