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マスクと髪のベストバランス「ポイントはこめかみ部分の髪にあり!」

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印象を変える「チークレイヤー」とは?


「こめかみ部分に『色』を入れるのもおすすめです。カラーリングをすることでチークのようなメイク効果も出て、顔まわりが一気に華やかになります。さらに白髪のカモフラージュにも効果大!カラーの色によってはアクセサリー替わりにもなるため、マスクでイヤリングがひっかかる、などおしゃれが楽しめないという方におすすめしています。

この『チークレイヤー』はまさにコロナ自粛期間中に考えたスタイルなんです。『どうせマスクをするから……』とメイクやヘアがサボりがちになってしまうんですよね。でも、こんな時だからこそ、遊びゴコロを持ったスタイルにチャレンジを!チークレイヤーはカラー初心者の方でも簡単にイメチェンできるカラーリングなので、是非、試していただきたいですね」(伏屋さん)。

チークレイヤーの入れ方

1.こめかみまわりを中心に襟足までランダムに毛束をとって40分ほどブリーチします。根元は地毛の色のまま残しています。
2.ブリーチした部分に、15分ほど、お好みの色を染めます。今回はピンク系のアッシュブラウン。髪色と真逆の色を選んだ方がコントラストが出るのでおすすめ。
3.染めた後にカットします。こめかみ部分の髪は頬骨に添うように、唇に向かってカットするとマスクをしていても動きが出ます。
4.手にスタイリング剤をつけた後、毛先から根元に向かって揉み込むようになじませて。形を整えたら完成!


 完成! 

初心者におすすめのピンクベースのチークレイヤーは血色感をプラスしてくれる効果も。マスクにカラーした髪がかかって、チークのような効果があるのがお分かりになりますか?

染める色によって、印象を変えることができるのも楽しいチークレイヤー。
他の色もチェックしてみましょう。


<小顔効果のあるブラウン>

赤みのあるブラウン系はチークレイヤー初心者向け。ブラウンは黒とのなじみも良く、小顔効果も期待できます。

<顔を明るく見せたいならブルー>

黒髪にブルーのチークレイヤーを入れるとハイライトを入れたような仕上がりに。涼しげな印象にもなりますし、顔色を明るく見せたいという方におすすめ。


<血色感を持たせたいなら赤味オレンジ>

今、流行りのカッパーオレンジはちょっと気分を変えたいという時におすすめ。髪全体が明るくなるので血色感のある優しい仕上がりに。


<インパクトを持たせるならイエロー>

赤松さんも染めているイエローカラー。黒髪に映えるイエローは差し色というよりも主役級。アクセサリーのような感覚で楽しめます。


「マスクのせいで『メイクもできない』『ヘアも楽しめない』という中で生まれたスタイルですが、実際に試したお客さんからは好評で『なぜ、もっと早く提案してくれなかったの?』と言われるほど(笑)。コロナ禍で美容の常識も変わりつつある中、変化を受け入れ、さらに自分らしさを出すきっかけづくりのヒントになれたら嬉しいですね」(伏屋さん)。

伏屋 陽子

ESPER所属ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌、広告、音楽など幅広い分野で活動。
マスク時代にオススメの「チークレイヤー」で多様な色バランスを開発中。

撮影/角田航
取材・文/長谷川真弓
構成/片岡千晶(編集部)

【お問い合わせ先】
アミコレジャパン tel. 03-6320-1129

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