今回はコスメの話ではありませんが、上半期イチ押しのおすすめアイテムを紹介します。
話を聞くまでは「まさか、そんなわけがない」と疑い、斜に構えていたのですが、実際試してみるとその使い心地の良さ、機能の高さに「よくぞ作ってくれました!」と感動しっぱなし。
「メイド・イン・ジャパン」ってやっぱりスゴい! と唸らせたアイテム。生理の期間のストレスが一気に解消された「Bé-A(ベア)」の超吸収型生理ショーツです。

 

生理用品といえば、ナプキン、タンポン、最近では月経カップなども登場していますよね。生理用ショーツにしても機能性の高い商品はたくさんあります。ですが、今回の商品は「ナプキンが要らない、超吸収型生理ショーツ」。このうたい文句には驚きました。
「ナプキン無しで過ごすことができるの?」「しかも、1日中よね?」「漏れてしまわない?」と確認したいことが山ほどありました。

商品リリースを読んでみると、こだわったのは「吸収量」。経血をしっかり吸収し、ナプキン要らずのショーツを作ってしまおうと奮起してくれたのが、この2人。

MNC New York Inc. とBé-A Japan Inc. の代表を務める山本未奈子さん(左)と高橋くみさん(右)。「女性の生活を、生き方をもっと良くしていくため」のモノづくりを目指している。

そもそも、ナゼ、生理ショーツを作ることになったのか? そのきっかけや商品が完成するまでの経緯も知りたくなって、早速取材の依頼を。高橋さんはL.A.在住だし、共同経営者の山本さん・PRの西村カナコさんもコロナ禍で在宅勤務。「では、オンラインミーティングに切り替えましょう」と、トントン拍子にお返事がきました。

「アメリカやイギリスでは2〜3年ほど前から吸収型ショーツが普及していて、興味を抱いていました。私も実際、試してみたのですが、いとも簡単に漏れてしまい、お世辞にも安心できるというモノではなかったですよね(笑)。『私たちだったらもっと良い生理ショーツが作れるんじゃない?』と、山本に提案してみたんです」(高橋さん)。

「生理の悩みって1万人いれば1万通りの悩みがある。しかも、生理の話って公にならないから、自分の悩みはもちろん、他人の悩みも共有できない。毎月、モヤモヤした気持ちを抱いたまま、生理期間が終わるのをガマンするしかなかったんです」(山本さん)。

 

確かに。
生理って女性の体には無くてはならないモノだけど、生理痛など体調を崩すこともあるし、ショーツの漏れ・汚れも気になるし……。小学校高学年に初潮を迎え、閉経するまでの約40年もの間、毎月しんどいなぁ〜と思いながら過ごすって、よくよく考えてみるとスゴいことだなぁ、と。

「私も調べてみてわかったのですが、女性が生涯に使うナプキンの量というのは1.2万枚以上といわれています。実はこのナプキンの素材の多くが石油でできているんですよね。今、環境問題が取りざたされている中、地球に優しいモノづくりができないか、と考えたのが『吸収性に優れたショーツ』の開発でした」(山本さん)。

 
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