体の硬さは関係ない。ヨガとは体・意識・呼吸を合わせること【吉川めい】

自分はもう力を持っているんだということに気づく

ヨガにせよマインドフルネスにせよ、辿り着いたのは「自分を知る」というキーワード。めいさんのクラスを体験することで、一番気づきがあるのはその部分でしょうか？

「そうですね。自分の中にある軸、センターを確認できるのは大きな利点です。それと同じくらいに重要で、でも当たり前すぎて多くの人に見逃されてしまうのは、もうみなさんは大きな力を持っているんだよってことを確認していただくということです」

「放っておいても草が伸びるように、人間も同じ力を持っているんです。がんばらなくても心臓は動く、髪は伸びる、寝て起きれば少し元気になる。それは何かを得ようとしてがんばる力じゃなくて、おのずとある力なんです。これを説明するのが一番難しい、説明するとみなさん頭で考えちゃうので（笑）。頭で考えるのをやめて、ハンモックのように寄りかかったときにキャッチしてくれる大自然の営みがあるんだよ、ということ。ヨガで心身統一して動いたあとに横になって休むと、ご自身の体の中で感じていただけるはずです。生きとし生かされているもののエネルギー、ヨガの世界ではプラーナと言い、よく生命エネルギーと訳されます。それが働いているってことをご自身の体の中で感じていただけたら」

「私はクラスをやるときに、“何か新しいことを教えなきゃ”とか“何かを持って帰ってもらわなきゃ”と思っていません。もともと本人の中に一番いい状態というものはあって、それを邪魔しているものは何なのか？　を考えます。邪魔しているものへの自覚意識がないとパニックになってしまう。そうなったときにここで呼吸しようとか、このポーズをしようとか、自分のバランスをとる術を知っておくといいんです。そういう自己調整能力が備わった時に、人は最高のパフォーマンスを発揮します。

人によって好きな食べ物も音楽も違うように、その人に合ったバランスの取り方があります。ひねくれた言い方をすればセルフィッシュだけど、それこそがセルフケアです。今の時期は特にみんなが未来を模索しています。でも最後に戻って来るところは自分の体と心しかない。そういう気持ちでクラスをやっています」

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今回お話を聞いたマインドフルネスとヨガのクラスをぎゅっと盛り込んだ、吉川めいさんの特別オンラインレッスンを開催します。参加費は無料です。ぜひふるってご参加ください。皆さまのご応募をお待ちしております！

ネガティブな気分のリセット方法を知るためのマインドフルネス、ヨガとガイデッドリラクゼーション（横になり意識の方向をサポートしてもらいながら行う瞑想の時間）をセットにした特別レッスン。
マインドフルネスもヨガもまったくの初心者でも大丈夫。体が硬い、運動経験がない方でも安心してご参加いただけるプログラムです。

当日はリラックスできる動きやすい服装でご参加ください。ヨガマットも必要ありません。必要なのは、1畳分のスペースと、あなたが「やる」という選択だけです！
※フローリング床の方は乾いたフェイスタオル、カーペット床の方は軽く濡らしたフェイスタオルがあると滑らずに体を動かせますのでご用意ください

吉川めい
コンセプトスタジオveda主宰。日本人女性初のインド総本山KPJAYI公認アシュタンガヨガインストラクター。adidasヨガアンバサダーとして広告モデルを務めるほか、アディダスヨガのプログラム開発を担当。著書は『吉川めいのアシュタンガヨガ基礎レッスン』（NHK出版）など。

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