キザなイケボから立ち振る舞いまで、
僕のイケメンを全部詰め込んだつもり


犬飼さん演じる耕平は無駄にイケメンなアニメオタクというキャラクターですが、演じる上での工夫などはあったのでしょうか?

 
 

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「耕平はキザなところが若干あると思ったので、それに見合うようになるべくイケボ(イケメン・ボイス)で話すようにしていました。撮影中は炎天下の中でほぼ裸でいることが多かったんですけど、日焼けするとあとで映像がつながらなくなってしまうと困るので、女性キャストに混じって日焼け止めを塗ったり、ほぼ裸なのに日傘を差したりしていました。竜星さんはダイビングサークルの屈強メンバーに触発されて筋トレしていましたが、僕はその様子を女子たちと眺めていました(笑)」

耕平はなぜか、大学の文化祭で行われる「ミスター・コンテスト」に出場することになってしまうのですが、犬飼さんにとって印象的なシーンだったといいます。

「このシーンを撮影する時、マネージャーさんに、『そういえば犬飼くんはジュノン・ボーイだったね』って言われて、確かにそうだったと思い出しました。なので、イケメンらしさが際立つように、僕のイケメンを全部詰め込んだつもりです。他の場面では、ジュノン・ボーイは全然役に立たなかったけども……。僕がもし大学に通っていたら、大学生活ってこんな感じだったのかな? と撮影しながら疑似体験ができていい思い出になりました」
 

一人でいられるタイプだと思っていたけど、
寂しがりで人と会いたい自分に気づいた


新型コロナウイルス感染拡大の影響で、映画「ぐらんぶる」の公開日が8月に延期されました。でも、犬飼さんはそれを前向きにとらえています。

 

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「コロナで自粛中、人って寂しがりやだなと思いました。一人でずっといられるタイプだと思っていたけど、人と会いたい自分に気づいたんです。時間がたくさんあったので、自分の興味のあるジャンルの勉強をしたり、自炊メニューの幅を広げてみたりして、こういう時期だからこそポジティブに過ごそうと考えて実行しました。公開日が8月になったのもポジティブにとらえています。ダイビングシーンもたくさんあるこの映画で夏っぽさを味わってもらいたいし、日本中をバカの渦に巻き込みたいですね」

 

犬飼貴丈
1994年、徳島県出身。2012年、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリ受賞。2014年に「碧の海〜LONG SUMMER〜」(CX)で俳優デビュー。「仮面ライダービルド」(17/EX)でTVドラマ初主演。主な出演作は、「ナオミとカナコ」(16/CX)、「OUR HOUSE」(16/CX)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(17/NTV)、「獣になれない私たち」(18/NTV)、「ランウェイ24」(19/EX)、「おしい刑事」(19/NHK BSプレミアム)、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(19)など。

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<映画紹介>
映画『ぐらんぶる』
8月7日から全国でロードショー

©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会

青い海、聞こえてくる潮騒、照り付ける陽射し――国内でも珍しい離島にある大学に入った伊織の目標はただひとつ。それは気のあう友人や可愛い女子と<キラキラな大学生活>を送ること。なのに――「何かおかしい」最初に異変を感じたのはオリエンテーションの朝。伊織はなぜか服も記憶もなく大学の講堂の前で目覚めてしまう。やがて 同じ境遇に陥った無駄にイケメンなアニメオタク・耕平と出会い、共にある場所にたどり着く。そこは常識が通用しない“無法地帯”、超ぶっ飛んだダイビングサークルだった! 狂暴なクーデレいとこ、どシスコンのお姉さま、エロい先輩、はたまた激ケバギャルも!?神様、僕たちに普通の大学生活を送らせてください―――ヤバすぎるメンバーに囲ま れた、伊織と耕平の運命はいかに!?

監督:英勉
脚本:英勉、宇田学
出演:竜星涼、犬飼貴丈、与田祐希、朝比奈彩、小倉優香、石川恋、髙嶋政宏
https://wwws.warnerbros.co.jp/grandblue/index.html

©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会
 

撮影/目黒智子
取材・文/吉川明子
構成/川端里恵(編集部)

 

 
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