ダイアナ元妃と同じデザイナーを信頼されているキャサリン妃

洋服/キャサリン・ウォーカー 写真:Shutterstock/アフロ

洋服/キャサリン・ウォーカー 写真:ロイター/アフロ

ダイアナ元妃とキャサリン妃が、共に赤いお洋服を着用されています。
ポイントはダブルに配された金ボタンと、デザインも似ていますが、実はお二人の洋服のデザイナーが同じなんです。

生前ダイアナ元妃ととても親しい関係だったデザイナー、キャサリン・ウォーカーのお洋服は、キャサリン妃も愛用されています。

エリザベス女王を筆頭にロイヤルファミリーが勢ぞろいするイベントや公務、海外ツアーなどフォーマルなシーンも多いキャサリン妃ですが、ここぞ!といった重要な場所では、義理の母のお墨付きで、絶対的な信頼のおける、このデザイナーのお洋服をオーダーされるのです。


生粋の英国人プリンセスたちにとって、伝統的なファブリックはマスト

1984年のダイアナ元妃。写真:Glenn Harvey/Camera Press/アフロ

2018年のキャサリン妃。写真:The Mega Agency/アフロ

23歳のダイアナ元妃がお召しになっているのは、グレー系のヘリンボーンにストライプといったメンズライクな生地に黒のベルベットがトリミングされたコート。
右は、2年前のキャサリン妃。グレンチェックに黒がアクセントになったジャケットをお召しになっています。

ラブリーな甘いデザインや鮮やかカラーの洋服を着ている印象が強いダイアナ元妃かもしれませんが、実際にはこのように英国の紳士的なファブリックのものもよく着られていました。
コートの中にはブラウスと蝶タイと、クラシックでフォーマルな装いの元妃に対し、キャサリン妃はニットにパンツと、現代らしくカジュアルに着こなされています。

時代や公務内容に即しつつも変わらないもの……。それはやはり母国の伝統的なディテールです。


キャサリン妃のファッション進化の秘密は、ダイアナ元妃のスタイル継承にあり

1985年のダイアナ元妃。写真:Glenn Harvey/Camera Press/アフロ

2020年のキャサリン妃。ワンピース/オスカー・デ・ラ・レンタのヴィンテージ 写真:The Mega Agency/アフロ

今年3月、キャサリン妃が初めてヴィンテージのワンピースを着用されました。
そのワンピースのデザインが、かつてダイアナ元妃がお召しになっていたものと似ていたことで、とても話題になりました。

1985年、24歳のダイアナ元妃が着用されているのは、ピンクに白のドットのコンサバティブなワンピース。
かたや、今から約5か月前に初お披露目された、キャサリン妃のワンピースは、オスカー・デ・ラ・レンタのヴィンテージと、色やデザインも似ていますね。

三児の母となられた今、未来の国王妃として、新たにキャサリン妃ファッションが向かうのが、80年代のクラシックスタイル。

まさにその時代を代表するファッションアイコンだった、ダイアナ元妃のスタイルと似ているのもうなづけるというものです。
今後ますます、コンサバティブなロイヤルスタイルを極めるべく、義理の母のファッションを参考にされるはずです。

つい先日には、来年迎えるダイアナ元妃の60歳バースデーを記念して、ウィリアム王子&ハリー王子兄弟が、亡き母の彫像を設置されることが発表されました。
ダイアナ元妃はいつまでも皆に愛され続ける永遠の憧れです。

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)

 

前回記事「セール品も!?キャサリン妃がZARAで買った定番ワードローブ」はこちら>>

 
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