昨年、44歳で第一子を出産された弥生さん。
と同時に、今、美しすぎるシルバーヘア、いわゆるグレイヘアを披露していることでも大きな注目を集めています。
前回に続き、白髪への移行期間の乗り越え方などを伺いました。髪にとどまらない、弥生さんのシンプルな美容法とは……?

 

弥生
モデルとして雑誌やCM・ショー等国内外で活躍後、アーティストを経て、ファッションやインテリアデザインを手掛けるなど活動の幅を広げる。現在はロサンゼルと東京に拠点をおき、洗練されたライフスタイルが支持されている。公式インスタグラム:@yayoi_official

 


弥生さんが発見した“移行期間を楽しく過ごす方法”とは!?


「実験的にシルバーヘアにしようと思った」という弥生さん。
気楽な気持ちで始めたとはいえ、長い時間を要する移行期間はやはり大変なもの。実際、しばらくは頑張ってみたもの、移行中のあまりの収拾のつかなさに“シルバーヘア”化を断念する人は少なくありません。ところが弥生さんは、何と「移行期間を楽しく過ごす方法を見つけた」とのこと!それは一体どのようなものなのでしょうか。

「白髪染めをしている方は、いきなり染めるのをやめると、あるラインから突然白髪が増えてスカンクのような白黒のコントラストラインができてしまいますよね。
そうするとお手入れしていないように見えてしまって、結果、すごく辛い期間になってしまいます。人の目もついついそのコントラスト部分に行ってしまうし、自分自身も鏡を見るたびに『ああ、嫌だなあ、早く終わってくれないかなあ』とネガティブな気持ちになってしまう。
そこで私は、スカンクラインを作らず移行する方法を見つけたんです!

まずは自分の分け目を一か所だけに決めるんです。たとえば右目の黒目の真ん中のラインとか、きっちりセンターとか。どこでもかまわないのですが、一か所に決めたら、その分け目から白髪が見えている部分だけを染めるんです。普段と同じように。
そうすると、外から見えている部分は今までと同じように綺麗に染まっている。でも外から見えない部分では、徐々にシルバーヘアが伸びていく。長い期間はかかりますけど、これならストレスなく移行ができますよ」

それでも内側のシルバーヘアが伸びてくると、どうしても何本かは表に出てくるようになるもの。その時期はどうしていたのでしょう?

「たしかにしばらくすると、染めてないところからシルバーヘアがまだらに入ってくるようになるんですけど、それは綺麗なメッシュみたいに見えるんですね。
すると周りの人は『メッシュ入れたの?』と思ってくれます。さらに、その混じったシルバーヘアにカラーを入れたら、本当にわざとメッシュを入れたみたいになるんです。私もこの時期回りから、『それって自然な髪なの?メッシュなの?』とよく聞かれました。

それで2年ぐらい過ごしてみると、見えないところではシルバーヘアがどんどん伸びてきているので、ある日分け目を変えたときに突然シルバーヘアになる。移行完了です!
周りの人は『いつから移行してたの⁉』と驚きますよ。この方法、本当にお勧めです」

さらに弥生さんは、その「楽しい移行法」における期間中の注意点も教えてくれました。

 

「私の友人は、二か所で分けられるように、二か所の分け目から染めた人がいたんですね。でもそうすると、伸びてきたときにけっこうスカンクラインが出てしまっていました。だから私のお勧めはやはり、分け目は一か所だけにしてその表面をしっかり染める方法ですね。

もう一つダメなのが、染める部分の色を毎回変えること。茶色にしたり薄い色にてみたりすると、けっこう色ムラが出てきてしまうんですよ。だから毎回同じ色で、伸びてきた2、3センチをしっかり染めることがポイント。
そうすれば表面は統一された髪色で、綺麗に見えますから。何よりこの方法なら、もしも『あれ、私やっぱりシルバーヘアは似合わないかも』と思ったとき、誰にも気づかれずに戻すこともできますから。こういったことは本当に、実際にやってみないと分からないことでしたね」
 

【写真】シルバーヘアが美しい弥生さん
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