インスタントのような手軽さで本格的な味を再現! はまじ最新お取り寄せFOOD

「我部祖河食堂 元祖ソーキそば」 濃厚豚骨スープに、もちもちの自家製麺、そして秘伝の甘タレで豚のあばら骨部分(スペアリブとも。沖縄ではソーキと呼びます)を煮込んでいる。

はまじ「最近のお取り寄せで感動したのが、ファティマモロッコのディレクター、大原真樹さんが送ってくれた『我部祖河食堂』の沖縄そば。Instagramに載せたら、スタイリストの小暮美奈子さんがそれを見て取り寄せたよって連絡がありました。真樹さんは、『今まで食べた沖縄そばの中で一番美味しい!』と言っていたのですが、家では夫も同じことを言っていました。あまりにも美味しかったので、実家にも送りました。

 

両親はインターネットも使いこなせないし、お取り寄せどころか、外食さえあまりしない人たちなんです。送ってすぐに母から電話があって、『美味しかったよ〜! お父さんと二人で、こんなにも簡単に美味しいものが作れるんだねって驚いていたのよ。ありがとう』と喜んでくれました。

その後、真樹さんには『老李(ラオリー)』の水餃子をお礼に送りました。長崎に本店がある台湾料理専門店なのですが、水餃子自体に味がついているので、沸騰したお湯に入れるだけで完成するんです。インスタントのように手軽なのに、味は本格的なんですよ。真樹さん、ちょうど展示会のシーズンで、疲れていて作ることも外食することさえ面倒に感じていた時だったそうで、すごく感謝されました。我が家でも、久しぶりに取り寄せたら夫も息子も夢中で食べくれました。これ、お客さんがきた時もすごく便利ですよ」

母になり、母をわかり、母に近づく。決して交わることのできない私とアナタという一人の人間が、お互いを認め合おうとしている。

そして今、私はアナタのような母になりたい。

――「蝶の粉」かくかくしかじか母物語より一部抜粋


はまじのInstagramには、手料理の写真が数多く並んでいます。どれも手早く作れそうなメニューで、「これなら作れるかも」と思わせるラインナップ。はまじはおふくろの味だけでなく、スーツ姿のまま手際よく作る様までも受け継いだようです。次回は、随筆集「蝶の羽」発売に至るまでのお話をお伝えします。

<新刊紹介>
『蝶の粉』

浜島直子
ミルブックス 2020年10月2日発売予定
定価 1300円(税別) 装画 ますこえり

「どうしてだろう、私は正しかったはずなのに」 これらは何ら特別ではない、誰にもで起こりうるささやかなこと。浜島直子、待望の初随筆集。瑞々しい筆致で綴った、 書き下ろし18篇を掲載。



取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

はまじ連載の過去記事一覧はこちら!>>