10年前と髪型が変わっていない自分に驚き、髪を切ることを決めた大草ディレクター。以前、衝動的にショートヘアにしたことで、その後のスタイル作りで苦労した経験から、今回はじっくりと相談しながらイメージを共有してヘアスタイルを決めることに。先日公開された髪を切ることに決めた理由、そして大草ディレクターの個人メディア「AMARC」で公開中のショートヘアのアレンジ特集とあわせて、お楽しみに下さい。

今回ショートヘアにするにあたり、大草ディレクターがお願いしたのはヘアデザイナーのNNAOさん。ヘアカットしてもらうのは、実は今回で2回目だそう。「よくヘアメイクをしてもらっているヘアメイクアップアーティストのKIKKUの髪型がとっても素敵だったんです。すかさず誰に切ってもらっているのか尋ねたところ、NNAOさんだと教えてくれました。私とはタイプが違いますが、彼女もクセ毛なので、その髪をうまく扱っている方なら、私も髪も導いてくれるのではという期待を持ってお願いしたんです。毛質やイメージ、ライフスタイルをよく理解して、カットやカラーをしてくれる方なので、今回のショートヘアもお願いしました」とのこと。

ここからはNNAOさんと大草ディレクターのカウンセリングの模様をお伝えします。ふたりのやりとりからは、大人の女性が髪を切るうえで大切なこと、気をつけたいことなど、覚えておきたいポイントが満載です。

ヘアデザイナーのNNAOさんは、某ヘアサロンにてトップスタイリストとして活躍後、2012年に独立。完全紹介制のプライベートサロンとしてアトリエを構えていらっしゃいます。

 


扱いやすくて、ニュアンスの作れるショートにしたい


大草:事前にやりとりした中でもお伝えした通り、10年間変わっていなかった髪型を変えたいんです。ただ、クセが強い髪の毛だから、本当に短いショートヘアにすると、朝セットする時間もなく家を飛び出すときにまとめることができないのがちょっと困るかなと。

NNAO:僕もかなりのクセ毛だからわかります。朝起きるとバッハみたいですから(笑)。とっさにハーフアップができるくらいだといいかもしれません。ただ、結局まとめるのが習慣になってしまうのは、今回の髪を切ろうと思った経緯からすると違うのかなと。まとめなくてもいい、扱いやすいショートヘアにしましょう。前髪を長めでニュアンスつけておくと耳にかけることもできていいと思います。

大草:そう、ニュアンスが欲しいかも。前髪を全部あげているのにも飽きたんですよね。かといって前髪を作りたいわけでもなくて。前髪があるのはしっくりこないんです。でも、NNAOさんに事前に送ったイメージ画像は前髪があるものが多いですよね。ないものねだりですね(笑)。

NNAO:おでこっていい気が入ってくる場所と言われているから、大草さんは出したスタイルがいいと思いますよ。ところでアイロンを使うとか多少のスタイリングはできますか?

大草:もちろんしますよ。

NNAO:人によっては自分で何もしなくても決まる髪型にしたいという方もいるので、聞いてみました。とはいえ、基本的には乾かすだけで特にスタイリングをつけなくても決まる髪型にしますが。

大草:すごい!それは嬉しいですね。