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スタイリスト、編集者の家庭菜園を見せて!ベランダからレンタル畑まで

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ミモレ編集・片岡は今年、ベランダで野菜作りに初挑戦


ミモレ編集部の片岡は、ベランダ菜園歴3年。これまではハーブを中心に育てていましたが、コロナ禍で子どもたちが保育園に行けなくなってしまったことをきっかけに、「子どもたちと一緒に育ててみよう」と思い、夏野菜作りに初挑戦したそう。

 

ーー今年の夏、どんなものを育てましたか?

「ローズマリー・ミント・タイム・しそ・バジルなど、よく料理や飲み物に使うハーブはやはり欠かせないと思って植えました。野菜は初挑戦だったので、苗で売っていて、育てやすそうなものを選んでミニトマト・きゅうり・なす・ピーマンにしました」

 

ーー初の野菜づくり、うまく育ちましたか?

「それが、なかなか難しくて! きゅうりは育つのに、実がならず病気になって虫がついてしまったり、トマトも半分枯れてしまったり……。天候のせいなのか肥料のせいなのか、よくわからないのですが」

 

ーー今年は天候にあまり恵まれなかったみたいですよね。収穫した野菜やハーブはどのように使いましたか?

「できるだけ料理はせず、そのまま食べるか塩揉みにして野菜そのものの味を楽しむようにしています。ハーブは肉料理のグリルや煮込みに、しそはお刺身や炒め物などいろいろ。ミントはミント水やシロップ、デザートの飾りやサラダに、バジルはピザやパスタ、サラダに。バジルはもう少ししたらペーストを作りたいです。やっぱりハーブやしそなどは、料理のアクセントに使いやすいので、常に育てておきたいと思っています」

ーー菜園をはじめてよかった!と思うのはどんなときですか?

「やっぱり食卓が豊かになるところがいいですよね。野菜や植物が育つ喜びを子どもとシェアできるのもよかったなと思います」

 


ライター宮島は初の畑づくりに挑戦するも……


最後に、この記事を書いている私・ライターの宮島も、今年のコロナ禍をきっかけに畑を始めたひとり。賃貸アパートなのですが、「草むしりをしてくれるなら裏庭を使っていいよ」と大家さんが無料で(!)庭を貸してくれたのです。

 

ーー菜園に植えたものは?

「植えたのは、スイートバジル、タイム、ローズマリー、しそ、ミニトマト、中玉トマト、なす、ほうれん草、ゴーヤです。しそとほうれん草だけ種から撒いて、それ以外は苗から育てました」

ーー初めての野菜づくりで難しかったところは?

「裏庭のため日当たりがあまりよくなく、育ちが悪かったような気がします。太陽を求めて背はどんどん高くなるのに、実があまりなりませんでした。野菜同士の間隔もよく調べずに植えてしまったので、ナスはゴーヤに完全に飲み込まれ、全滅してしまいました……。あとは、虫!! 特にスイートバジルは虫にたくさん食われました(涙)」

虫に食われ、レースのようになってしまった悲しきバジル

ーーできた野菜で作った料理は?

「タイムはポトフなどの煮込み料理に、ローズマリーはパスタやフレンチフライなどに、ゴーヤはゴーヤチャンプルーに、トマトはそのまま食べていました。バジルは最近とても大きくなったので、まとめてジェノベーゼのソースに」

自分で育てた野菜はスーパーの野菜よりはブサイクだけど、とっても美味しかったです!

初めての野菜づくりは、知識不足のまま突っ走ってしまったところもあり、いろいろ失敗がありました。でも、毎日毎日ぐんぐん伸びる野菜たちに、コロナ禍の自粛期間中は大きなパワーをもらいました。

最後はミニトマトが2m以上の高さになって収穫できず……

あと、個人的に発見だったのは、トマトの葉っぱはトマトの匂いがするし、ゴーヤの葉っぱやゴーヤの匂いがするということ。普段スーパーで買い物しているときには気づかなかったのですが、野菜は実だけでなく、葉や茎まで全身でその野菜の匂いがするのです! 普段自分はいろんなことを見落としているのだなぁと思ったり……。

コロナ禍きっかけで始めた菜園ですが、秋以降も試行錯誤をしながら新しい野菜を育ててみたいと思います。今回の菜園レポートが、みなさんの家庭菜園の何か参考になったらうれしいです。

文/宮島麻衣
構成/片岡千晶(編集部)
 

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