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風の時代はおうちをパワースポットに!住環境を見直すと人生が変わる【風水建築】

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家の中を快適にするには個々のプライバシーを尊重

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編集部 コロナ禍の影響で、家族全員が家に滞在する時間が長くなり、住空間が密になったことでストレスを抱えている方も多いと思います。それを解消するための方法はあるのでしょうか。

 

天野さん 家族みんなが心地よく快適に過ごすためには、「個」のスペースをもつことが大切だと、私は思っています。

日本は昔から個々のプライバシーがあまり重要視されない文化でした。家の中でもみんなで囲炉裏端を囲んだり、大勢で雑魚寝をしたり。庶民が個々の部屋をもつようになったのは近代的な暮らしになってからですし、いまだにお父さんがこもれる個室、いわゆる書斎のような部屋がある家は、特に都市部では少ないというのが実情です。
この「プライベートな空間をもてない」ということが、今後はストレスの一番の要因になってくると、私は感じています。

それを少しでも軽減するには、狭くてもひとりになれる空間を作ることですね。
それは、いわば「縄張り」のようなもの。自分の縄張りをもつということは、その人にとって安全で安心な場所があるということです。
たとえ家族であっても、人と一緒にいれば相手に合わせたり気を使うことも必要なわけで、それが無意識のうちにストレスを溜め込むことになりますから。

たとえば、リビングの一角でもいいから、パーテーションで区切って一人になれる空間を持つ。納戸になっている小部屋があるなら、物を整理して、そこに仕事や好きなことができる空間を設ける。家の中にテントを持ち込むのもいいでしょう。そういった「個のスペース」を作る工夫が必要です。

自粛生活とリモートワークが進む中、今後ますます「個のスペース」を持ちたいという欲求は強まっていくと、私は思います。家族一人一人が自分のスペースをもてるなら、郊外に住みたいという人も出てくるでしょうね。

風水は五感に良い刺激を与えるもの

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編集部 おうちを心地よいパワースポットにするために、私たちが簡単にできる風水の方法というのはありますか? 

天野さん 風水で環境を整えるときに大切になってくるのが、五感への刺激です。
中でも特に「香り、音、光」の3つは重要。香りは嗅覚を刺激し、音は聴覚、光は視覚に影響を与えますよね。

この五感からの心地よい情報は人間の脳をリラックスさせ、とても良い影響を与えます。

たとえば、花を飾れば、見た目も楽しめるし、花の香りをかぐこともでき、人の心を優しくします。ですから玄関に花を生けると「どうぞお入りください」という優しい空間がそこに生まれ、外でストレスにさらされて戻ってきた家族が、玄関に入ったとたんにふっと癒される。気持ちよく「ただいま」と言えるわけです。

音も脳に良い影響を与えます。好きな音楽を流すのもいいし、たとえば風鈴をつけておくのもおすすめですよ。風鈴の心地よい音色は、その場の空気を浄化し、人の心をやわらげます。他にも水の音や鳥のさえずりといった自然の音を部屋や店舗のBGMとして流すのもいいでしょう。
リラックスできる空間とは、五感に心地よい空間であること。それが風水の本質であることを知っていただきたいと思います。

ここでは五感にも良い影響を与える、風水の具体策をいくつかご紹介しましょう。
厳密に言えば、風水はそれぞれの家の間取りや建てた年、家族の生年月日といった詳細な情報を元に、家の運気を上げる方法を考えていくのですが、どなたにでも当てはまる基本的なルールというものもあります。それが次の項目です。