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風の時代はおうちをパワースポットに!住環境を見直すと人生が変わる【風水建築】

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一級建築士でありながら風水鑑定師でもある天野千恵里さんのところには、コロナ禍の現在も建築設計やリフォーム、空間のコーディネートといった依頼が後をたたない。
大手ハウスメーカーに23年間在籍した建築士としての実績と、本場中国の伝統風水を10年かけて学んだ知識。その融合によって天野さんが作り出す空間は、依頼人から「仕事がうまくいくようになった」「素晴らしい出会いがあった」といった喜びの声が集まり、開運をもたらすといわれて評判になった。
自宅で過ごすことが多くなった今の時代、家の中をより快適にし、幸運を呼び寄せる住空間にするための方法をお伺いしました。

 
 

天野千恵里
京都在住。大手建築会社に23年間勤務し、建築士、コーディネーターとしてのべ3800件以上の住宅、店舗の設計やインテリアコーディネートに携わる。さらに風水を取り入れた環境空間を学ぶため、本場中国の伝統風水を10年間学び、技術を身に付ける。独立後は学んだ風水の技術を、住宅・店舗の設計、リフォーム、インテリアコーディネートに取り入れて、多くのお客様から開運効果があったと喜ばれている。現在は風水建築士として活動を続ける傍、「あなたの家をパワースポットに変えよう」というメッセージを掲げ、オンライン風水講座や風水鑑定、コンサルティング、講演活動など精力的に展開。テレビなどメディアにも多数取り上げられて注目を集めている。
ホームページ:https://fu-sui168.com
LINE@:@chieri
YouTube:『開運風水 天野千恵里』で検索
Instagram:@chieri.amano

 

今の時代には合っていない「家相」を気にする依頼主は意外と多い


編集部 一級建築士をなさっていた天野さんが風水と出会ったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか。

天野さん 私は大学を卒業後、ハウスメーカーに勤めて、設計やコーディネート業務を数多くこなしてきました。その中で、「家相」を取り入れてほしいというお客様が結構多くいらっしゃったんですね。家相についてはまったくの門外漢でしたけど、やはりお客様の要望には少しでも応えたい。その一心で勉強し始めたわけです。

家相と風水は似ているようですが、実はまったく違います。家相というのは、家または土地の形や間取り、部屋や設備の方位によって吉凶を見るものです。
一般的によく知られているのは、「鬼門」「裏鬼門」の方位と考え方でしょう。北東の方位を「鬼門」と言い、この鬼門の方角にトイレや水回り、玄関を置くのは良くないとされています。一方、南西の方位は「裏鬼門」と呼ばれ、キッチンは裏鬼門を避けるのが好ましいといわれます。家相にはこのようなルールがたくさんあるわけですね。

それらのルールをすべて取り入れて家の設計図を引こうとすると、それはそれは大変で、玄関がとんでもない位置にきたりして、とてもまともな家が建たないのです。
やはり古い時代から脈々と受け継がれてきた家相を、そのまま現代の住宅にあてはめるのは無理がありますよね。

それを解決する方法はないものかとあぐねていたところ、家相ではどうにもできない建物でも、風水を取り入れることで気の流れを良くし、空間を調和させ、家相の凶作用を抑えることができるということを知ったのです。
それからというもの、環境学を通じた風水をまず学び、そしてそれをさらに深めていくために中国で風水を学ばれたという著名な風水師・黒門先生に10年以上師事し、本格的に風水を習得していきました。

そして学んだ風水を現場で実践してみると、不思議なことに目に見えてすばらしい効果が現れて、お客様も私自身も風水のパワーに驚かされました。

 


風水を取り入れたら、開運報告が続々と届くようになった


編集部 建築と風水の両方を学ばれた天野さんだからこそ、それだけの成果が臨めたのだと思いますが、具体的にはどんな効果があったのでしょうか。そして、風水を取り入れた家をどんなふうに完成させていくのか、教えてください。

天野さん お客様からは、「健康になった」「お店の売り上げが上がるようになった」「夫婦仲が良くなった」「子供の不登校が改善された」など、信じられないような効果をたくさんご報告いただいています。本当に嬉しいですね。身の回りの環境を整えることが、いかに人生に大きな影響を与えているかを実感しました。

新築の家を建てるときは、私が設計士さんと依頼主さんとの間に入り、風水を取り入れた家を一から設計します。
最初に依頼主さんの家族構成、仕事、部屋の使い方、デザインのご希望などをしっかりとお聞きし、そのご家族に適した風水の要素を鑑定から導き出していきます。
一方、設計士さんとは建築の構造上、無理のない間取りや使いやすさなどを相談して、風水の条件とすり合わせていくわけです。

もちろん新築でなく、すでに建っている家であっても、風水を取り入れることでその家の運気を上げていくことをしていきます。
家の玄関の向き、そして建築の年度つまり家の誕生年から建物運気がよりいいものとなるようにみていきます。そこでは、家具の配置、最適な寝る場所の位置まで特定していきます。これがお店であればレジの位置が財運の強い位置になるように変えていくこともします。そうすることで気運がぐっと上がるのです。

「おうちをパワースポットにしよう!」というのが、私のモットー。
家はパワーを充電する場所ですから。外で摩擦を受け、疲れて帰ってくるのに、家がほっとできる場所でなければ体も心も癒すことはできませんよね。ストレスのないのびのびとできる住空間こそが、現代人には必要だと思っています。