乾パン、缶詰など、保存食をもっと美味しく食べるアレンジアイデア

台風、地震……被災時の備えの一つとして、非常時でもできる調理法を覚えておきませんか？ 缶詰やレトルト食品はそのまま食べられる物が多いですが、工夫次第でもっとおいしく食べることができます。料理初心者や子供でもできるかんたん料理を『2021年 お料理家計簿』よりご紹介します。

みそ味の白あえ

ロングライフの豆腐の水分で、みそ汁の具をもどしたアイデアおかず。

みそ汁は具だくさんのもの、豆腐は長期常温保存できる充填豆腐を用意しておくとよい。

乾パンのあんのっけデザート

かたい乾パンも飲み物をしみ込ませれば、柔らかくなって食べやすい。

カフェオレは缶コーヒーに変えてもよいが、甘みのあるもののほうが乾パンには合う。

ストックしておきたい食品

防災グッズによくある缶詰やレトルト食品、水以外に、乾めん、乾物、フリーズドライ食品、缶飲料などもストックしやすい食品です。家族が好きな味のものや菓子類、持病のある人向けの食品も必ず備蓄しましょう。また、調理に必要なカセットコンロ、ガスボンベ、ポリ袋、ラップなども忘れずに。

伊藤晶子

女子栄養短期大学を卒業後、料理研究家のアシスタント、料理教室スタッフなどを経て、2009年に独立。作りやすさとおいしさを兼ね備えた料理と評判。雑誌・料理教室・企業メニュー開発などで活躍。令和元年東日本台風の時、現地で炊き出しをスタートさせたことから感じた実感のあるレシピを紹介。