ハマる理由は「イケメン」にアリ! 


「ヒプマイ」のファン層は、7割が女性。キャラクタービジュアルを見てもらうと、その理由がわかるでしょう……右を見ても、左を見てもイケメン揃い!

各「ディビジョン」は3名で1チーム。メインキャラクター18名は、性格も職業も個性派ぞろい。萬屋にヤクザ、ギャンブラーにホスト、詐欺師に漫才師……。これらが上手いこと組み合わさり、チームが成立しています。

女性が虜になる要素が満載のキャラクターたちですが、18名それぞれ説明すると長くなってしまうので、筆者オススメのキャラクターをピックアップしましょう。 

ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW(マッド トリガー クルー)”の「入間 銃兎(いるま じゅうと)」は、現役の警官。薬物を排除するため選んだ仕事でしたが、ヤクザの世界に馴染み、暴行、収賄、横領、ゆすり、たかり等の悪事を働いているというキャラクターです。悪い部分を先に紹介してしまいましたが、性格は面倒見がよく、ヨコハマ・ディビジョンのまとめ役。筆者はどんな作品でも「面倒見が良くて、生活力がある」キャラに惹かれがち。現実でも、そんな人、どこかにいませんかね?

ヨコハマ・ディビジョンの入間 銃兎(いるま じゅうと)©️KING RECORDS

他にも、シンジュク・ディビジョン、“麻天狼”(まてんろう)のホストなのに女性恐怖症だという「伊弉冉 一二三(いざなみ ひふみ)」も「ギャップがかわいい」と人気です。手先が器用で、同じチームで同居している社畜「観音坂 独歩(かんのんざか どっぽ)」のスーツのほつれを縫い直したり、料理や掃除などの家事をこなすのも、ギャップ萌えするポイント。こちらも面倒見◎、生活力◎なキャラクターです。
 

シンジュク・ディビジョンの伊弉冉 一二三(いざなみ ひふみ)©️KING RECORDS

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藤森慎吾(オリエンタルラジオ)や鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)も!?


ただキャラクターがかっこいいだけじゃありません。「キャラクターラップバトルプロジェクト」の“ラップ”に、ファンたちは虜にされているのです。

本作に出演しているのは、木村昴さん、石谷春貴さん、天﨑滉平さん、浅沼晋太郎さん、神尾晋一郎さん、駒田航さん、白井悠介さん、斉藤壮馬さん、野津山幸宏さん、速水奨さん、木島隆一さん、伊東健人さん、岩崎諒太さん、河西健吾さん、黒田崇矢さん、葉山翔太さん、榊原優希さん、竹内栄治さんという、大御所から若手まで、バラエティ豊かな声優総勢18名。

ラップはこれまでも親しまれてきた音楽ですが、それを声のプロ“声優”が歌うとどうなるのか。それは、ただ単純に良い声で歌われるだけでなく、さすがの活舌で紡がれる言葉(歌詞)、高い歌唱力と豊かな表現力で歌われるメロディ。さらに、歌や歌詞に込められる「物語性」「キャラクター性」も表現され、「聴きやすい」以上に、1曲がそのキャラクターの「人生」、そして「ヒプマイ」の物語となっているのです。

それに加え、各曲の作詞・作曲陣の豪華さたるや。ZeebraやSOUL'd OUTのDiggy-MO'など、日本のHIPHOP界を牽引してきた名前がズラリ。また、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)や鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)といったクセのある制作陣もいるのですが、そのクセが良い塩梅でキャラクターを表現するのに効いています。
 

 

TVアニメが絶賛放送中!大迫力ラップバトルを見逃すな!


最後に、冒頭で「ヒプマイ」が金曜深夜にSNSを賑わせている答えを解説します。現在、その「ヒプマイ」を原作としたTVアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Animaが放送中なのです(TOKYO MXほかにて毎週金曜24:00~)。

「#ヒプアニ」がTVアニメの専用ハッシュタグで、最速放送の金曜日には毎話トレンドに1位になるなど、こちらも大きな賑わいをみせています。
「違法マイク」はストーリー内に出てくる所持者が登録されていないヒプノシスマイクのこと。違法に改造されたマイクを指す場合もあります。

10月2日よりスタートしたばかりで、現在第四話まで放送済み。ですが、安心してください。ABEMAやdアニメストア、Netflixなどの動画サイトで配信もされており、12月23日からはBlu-ray&DVDの発売が決定しています。

上記を読んで「ヒプマイ」が気になった方は、ぜひアニメを観てください。そしてラップの魅力にとりつかれたら、是非すべてのディビジョンの楽曲を聴いてみることをおすすめします。

文/米田果織
 
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