また丑年の“バラバラになったものがもう一度つながる”作用は人に限った話ではなくて、例えばコロナ禍で閉店してしまったお店が別の形で復活する、といったことも来年はあるんじゃないかしら。コロナではいろいろなものが失われたけれど、それが全て終わったまま、ということはないんです。冥王星が“破壊”と同時に“再生”も象徴するように、本当に大切なものはたとえ一度終わっても、そこから形を変えて復活していくんですね。その復活には技術の進歩も大きくかかわっていると思います」

今年は誰もが目の前のことでいっぱいいっぱいでしたが、「来年は少し落ち着いて、この状況をよりよくしようとみんなが考えるようになる」と水晶さん。そこで大切なのが、終わったもの、失われたものに固執しないことだそう。

「予想もしない変化に翻弄されているけれどみんなそれは同じで、今まで変えられなかったものを変えられるチャンスが巡ってきているのが今の星回りなんです。だから”もう終わった”ではなく、むしろ新しい何かを掴むチャンスをもらったと思ってほしい。そうやって今までの固定観念をいかに打ち破るか、突破していくかが2021年のテーマですね」

人とのつながりがもう一度つなぎ直される、と聞くと、気になるのが恋愛運。今年は“コロナ離婚”なんて言葉も生まれましたが、果たして2021年は？

「今年はイレギュラーな状況の中で、否応なく互いの存在を見つめ直させられた感じだったけど、それに比べたら2021年は少しは盛り上がるかしら。でも情熱的とかラブラブな感じというよりは、友達っぽいフランクな関係が注目されそうな気配です。2021年は拡大の星・木星とリアルの星・土星が水瓶座に入ります。水瓶座は“友人”の星で、さらに“それまでの常識を超える”のが得意なので、LGBTQへの理解は進みそう。男女の区別がない公衆トイレなども増えてきているようだし、BL・百合といったカルチャーも、今以上に一般的になっていくでしょうね。エンタメにも、『おっさんずラブ』や『ミッドナイトスワン』などに続く、多様なセクシュアリティを扱う作品がいろいろ現れそうです。

コロナのせいで今は大変な思いをしているエンタメ界だけれど、来年は水瓶座の“技術革新”によっていろいろ進化するのではないかと。例えば、VR技術を使ってその場にいるような臨場感を味わえるリアルタイム配信とか、オンラインフェスとかね。そうやって会場に行かなくても楽しめる形が、いろいろ出てくるのではないかと期待していますね」
 

2021年は「キラキラしたもの」にツキが！

ピンチをチャンスとポジティブにとらえることが何より必要な2021年、運を呼び寄せる開運モチーフは何でしょう？

「水瓶座でいうとやっぱり技術革新的なもの、最新のデジタル機器や今までなかった新しいもの、これまでの既成概念にとらわれないものにツキがあります。だから買い物をする時に”普通はこれだよね”とか“一番無難なのはどれかな？”なんて考えるのは、運としてはよくないんですよ（笑）。ぜひ自分の好みに合った個性的なものを。また辛丑は硬質なイメージを表すので、キラキラしたもの、光る素材、鏡のようにピカピカに磨かれたもの、金属や宝石などが運を引き寄せてくれるでしょう。

また觜宿は言葉や知識を象徴する年なので、頭を使うことで運が開けます。今年は先が見えなかったけれど、2021年は先のことを楽しく考えることで運も上がっていくはずですよ」

いかがでしたか？
水晶玉子さんの占い特集も次回いよいよ最終章。「風の時代、本番は2023年！」は11月5日（木）公開予定です。
どうぞお楽しみに！

 

第１章「水晶玉子の当たりすぎて怖い2020年予測を振り返り！「現実が想像を超えていった一年」」はこちら＞＞