あなたのトラウマをつくっている、あの日に向き合って


大変つらい状況とは思いますが、家庭にいる2人の大人のうちのひとりはあなたです。あなたが勇気を持って旦那さんと向き合うしかありません。

今の状況をつくっているきっかけは、旦那さんに蹴られた日のことですよね。その日のことを夫婦でどのように対処されたのか? というのも気になります。旦那さんが「ごめん、もう二度とやらない」と謝り、あなたはそれを許したまま気まずくなって、二人の間に距離ができてしまっているなら、まずそこから向き合う。「暴力が怖くて、そこから私は夫に向き合うのが怖い。本当はあなたが子どもを教育のために叱っていると信頼したいけれど、どうしてもいつか子どもに暴力が向かないか不安になってしまう。あなたも子どもの頃に辛い思いをして傷ついているのは知っている。でもやっぱり私もあの日あなたに蹴られて怖かったから」と。こびたさんの「旦那さんが怖い、信頼できない」という気持ちはすべてその日の暴力から来ている気がします。そこを向き合わないと前に進めないように思います。

一度話ができれば、今後また子どもが叱られていても「それは違う」と思ったら、また話をすることができるはずです。今のまま、ごまかしごまかしで過ごしていくと、結局は夫の一喜一憂に振り回される毎日になってしまいます。機嫌を伺う夫婦には、幸せではなく、緊張感が生まれてしまいます。その空気は子どもにも伝わるはずです。だから、ここはお母さんのがんばりどころ。なんとしてでも、子どもは守らないといけません。

もしかしたら、旦那さんにも孤独感があるのかもしれません。うまい叱り方がわからないとか、そもそも自分自身の感情のコントロールができないとか。休日は子どもと遊ぶいいお父さんの一面もあるならば、その振れ幅があるうちに、心を開いて話をしたほうが良いように思います。

夫婦が向き合い、話すことができますように。
お子さんのためにも、勇気を持ってください。

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取材・文/宮島麻衣

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