※画像は映画公式サイトより

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、公開約1か月で累計興行収入が 233億4929万1050円 を記録しました 。観客動員数は、計17,505,285人。すでに、日本が誇るあのジブリの名作『ハウルの動く城』(196億円)を抜き去り、『千と千尋の神隠し』(308億円)に迫る勢いを見せています。(※11月16日の発表情報)

 

これまでにも“ブーム”となった作品はたくさんありますが、その中でも頭2つ抜けての人気を確立。「日本で上映された映画の中で最も速く興行収入100憶円を突破した作品」という不動の地位を得た「鬼滅の刃」。

主人公の成長を描く物語、個性豊かなキャラクター、迫力あるバトルシーン、ギャグ・シリアスシーンの緩急ついた構成など、「鬼滅の刃」が人気を得た理由を語るには魅力がありすぎる中、本稿では物語で“敵”となる「鬼」の存在に注目。

人を脅かし、殺す。わかりやすい“悪”でありながら、その「殺す理由」を知った時、「鬼滅の刃」が人々の心に訴え、響かせた“もの”が見えてきました。
 

「鬼滅の刃」の鬼たちは、もともとは〇〇だった!?


「桃太郎」「一寸法師」などのお伽話に始まり、「泣いた赤鬼」などの児童文学、浜辺美波さん主演で12月に実写映画も公開される「約束のネバーランド」など、鬼を描いた日本の作品は数多く存在します。

その役割はさまざま。「桃太郎」では人の住む村を荒らし、「一寸法師」では娘をさらい、「泣いた赤鬼」では人間と仲良くなりたいと願っていた鬼。その中で、「鬼滅の刃」に登場する鬼たちは、人を殺し、食べる、残虐非道な存在として描かれています。

しかし、「鬼滅の刃」に登場する鬼たちは、実はもともとは人間だったということはご存じでしょうか?

主人公・竈門炭治郎(かまど たんじろう)の妹、禰豆子(ねずこ)ももともとは人間だったように、他の鬼たちも元は人間。そして、物語最強の鬼となる「鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)」でさえも……。

▲鬼舞辻無惨

そして、その鬼となった理由には、辛く、苦しい過去がありました。
 

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