アパルトマンのバルコニーから、お向かいにそびえ立つ公立小学校の中庭が垣間見える。

紅葉はもう終盤に。葉っぱが殆ど落ちて淋し気になって来た。本格的な冬の足音はもうすぐそこまで

パリのど真ん中ゆえの、びっくりする程小さなこの校庭は、日本の小学校の裏庭程度か。

立地のせいで、二等辺三角形の様な、日本のショートケーキ風の、実におかしな形をしているのだが、工夫を凝らして元気に遊ぶちびっこ達の姿は、私の日常に喜びを与えてくれる。

猫の額ほどのこの小さなベランダで、子供達の姿を見ながら朝のコーヒーを飲み、メールに目を通すのがいつしか日課になった。

10月30日に始まったロックダウンより、マスクの必須条件が6歳以上に強化されたから、子供達は色とりどりの物を着けていて何とも可愛らしい。
友人に聞くと、彼女の息子さんも、いとも簡単にアダプトしたそうだ。

大人の方が文句を言ったり、不平不満を訴えるよね。
へんなの!ね!

1720年ペストのパンデミックの際に発行されたという外出許可証。違反者は死刑!だって(汗)

私が学んだ小学校の、あの立派なグラウンドを目にしたら、彼らは何と言うだろうか。
皆がお揃いの体育着で、胸には名前のゼッケン。
紅白帽やクラス別の鉢巻なんかは、今でもあるのかな。

昼休み、私の時代は断然ドッジボールだったけれど、フランスの子達は女子も男子もサッカーだね。
20分休みには全生徒にマラソンが強いられ、嫌で良くサボっていた(のがバレていた)なぁ。

土曜日のサルサのアトリエは、午前中の子供達のレッスンと入れ替わりで午後は私達の出番。ロックダウン以降この子達に会えなくなって淋しいなぁ

運動会なんかに、近所のおじいちゃんおばあちゃん達が、自分の孫が居なくても応援に来ていて、当時は不思議に思っていたけれど、今はその気持ちが理解出来るような気がする。

未来にある希望を、疑いもしないこの小さな人達。
君達を見ているだけで、私の心に光が溢れてくるんだよ。