40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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日本に居た時は、しょっちゅうランチで食べていた坦々麺。大好きなのに、パリには美味しい店がないんです……。ないならもう、自分で作るしかない。とトライしてみたら、夫が「坦々麺って家で作れるんだ! レシピにすればいいのに」と。ちょうどその頃、ベジタリアンでも食べられるレシピが見たいという声もあって、ならばベジ坦々麺にしたらいいのでは?!と、納豆で肉味噌ならぬ納豆味噌を作ってみたのです。すると、肉が大好きで食卓に肉料理がないとトーンダウンする夫が「美味しい! そして食べた後もスッキリしててすごくいい!」と、まさかの絶賛。すっかりヘルシー坦々麺が我が家の定番になったのでした。

ヘルシーと言っても、スープが濃厚でしっかりコクがあるので、物足りないことはないはず。「でもやっぱり肉がいい!」という方は、納豆をひき肉80gに、野菜だしを鶏がらスープの素小さじ2に変えていただければ、通常の坦々麺として食べていただけます。中華麺が手に入りにくい海外の人も作れるよう、重曹でパスタを茹でていますが、普通に中華麺が手に入るのであればもちろんそれでOK!

肉好き男子でもハマる味。納豆豆乳坦々麺


 材料(一人分)

<納豆味噌>
*調味料A
・味噌 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
・砂糖 小さじ1
・醤油 小さじ1/2


・ごま油 小さじ1
・納豆 50g
・すりおろし生姜 少々
・すりおろしにんにく 少々


<スープ>
*調味料B
・醤油 大さじ1
・無糖ピーナッツバター(またはねりごま)大さじ1/2
・酢 小さじ1/2

・豆板醤 小さじ1
・水 150ml
・野菜だし 小さじ1と1/2
・無糖豆乳 150ml
・ねぎ 2cm分

<麺>
・カペッリーニ パスタ 80g
・1Lのお湯に対し約大さじ1の重曹

<トッピング>
・ねぎ 5cm 白髪ねぎにする
・ほうれん草 少々
・ラー油 お好みで
・山椒または花山椒 お好みで

 作り方   

1 ねぎは2cm分をみじん切り、5cm分で白髪ねぎを作る(面倒であれば輪切りでも)。

2 ボウルに調味料Aの材料を入れて混ぜ合わせる。

3 違うボウルに調味料Bの材料を入れて混ぜ合わせる。

4 納豆味噌を作る。鍋にごま油、すりおろし生姜、にんにくを入れて、弱火にかける。

5 4の香りが出てきたら、納豆と調味料Aを加えて炒め合わせ、鍋から取り出しておく。

 

6 5の鍋は洗わずに豆板醤を入れ、再度弱火にかける。

7 香りが立ったら水を加え、全体をよく溶かし混ぜる。

8 7に野菜だし、豆乳を加える。

 

9 8が温まったら調味料Bを加えて火を止め、みじん切りねぎも加える。

10 沸騰した湯にトッピング用のほうれん草を加えて茹でる。湯を残したままほうれん草だけを取り出し、冷水でしめたら良く絞っておく。

11 10の湯に重曹を加え、袋の指示通りに茹でる。

12 器に11の麺を入れ、9のスープを注ぎ、5の納豆味噌をのせる。トッピングとして1の白髪ねぎ、10のほうれん草をのせ、お好みでラー油、山椒または花山椒をふる。

 


「◯◯のレシピが知りたい」と言ったリクエストも、どしどしお待ちしております♪ 「作ったよ!」と言う方も、ぜひぜひお教えくださいね〜。
ではまた来週土曜日に、お会いしましょう〜!


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撮影/Yas

 

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