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【いとうあさこが女神化】大人の自然な色気をメイクで解放!

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そんなあさこさんがディファインメイクをしてみたら……

 

あさこさんがメイクルームから出てくるなり、イモトさんからもスタッフからも、「おーっ」と大歓声。存在感がぐっと際立ったディファインメイクと、照れ臭そうなあさこさんの表情とのかけ合わせに、私たちは心を鷲掴みにされました。あさこさん、メイク、どうでしたか?

 

「知らない皮膚にアイラインがやってきた! えっ、そこに? そこに? って感じで(笑)。アイラインを描いてもらっている間に、軽い先端恐怖症だったことを思い出して……、でも、水野さんはそんな私を見捨てず、よくぞ辛抱強く描いてくださったと感謝。(先に撮影をした)イモトのメイクを見ていたので、なんとなく想像をしていたのですが、やっぱりびっくりしましたね」(あさこさん)

「美しいんだから、もっとそれを見せつけたほうがいい!」という水野さんの言葉に、いやいや、とあさこさん。
「そういう感覚がないんです。私は、綺麗だの可愛いだの、そういう世界にいない。誰かが笑ってくれるのがいちばんの喜びだから、どれだけ受けるか、リアクションはどうかをいつも窺っていて。だから……、ああ、もう、恥ずかしい!」

あさこさんから少し離れて、にやにやしながら見ていたイモトさん。
「私が見ちゃうと、ちょっと違うモードに入る気がして、あまり見ないようにしていましたけど、それでも気になって盗み見したら、いつもと違うあさこさんの表情が、本当に素敵でした。あさこさんの内面が出ていた気がする!」(イモトさん)
 

あさこさんが“封印”している色気を、メイクで自然に解き放つ

 
 

「あさこさんのもともとの顔立ちは、イモトさんとは対照的で、どちらかというと『大人顔』。あさこさんはそう思っていないようだけれど、じつは横幅のある大きな目なんです。普段、ほぼノーメイクというあさこさんの『らしさ』を生かしたかったから、さらりとディファインするに留めましたが、切れ長の目を生かしてアイラインをもっと大胆に入れたら、エキゾチックにセクシーになりそう!」(メイクアップアーティスト水野さん)

確かに! あさこさんには、そんな独特の「色気」が透けて見えます。

「洋服は、夏はTシャツ、冬はトレーナーに、デニムかスカートを合わせるのが定番。私の体、変な形なんですよね。スリーサイズでは計れないって言うのかなあ。胸も1メートルあるから(笑)、胸だけが強調されるくらいなら、体全体が丸く見えたほうがいいと思って、『ほわん』としたシルエットを選ぶことが多いですね。

ただ、仕事で着る、見せる系の水着や下着には、日本でいちばんこだわりを持っているんです。並べたら『この違い、わかんねーよ』と誰もが思うくらい微妙な差に、エロく見えるかそうでないか、下品に見えるかそうでないかを分ける『線』がある、だから必ず試着して、シビアに選びます」(あさこさん)。

終始、恥ずかしそうにしていたあさこさんに、スタッフは皆、夢中でした。

ディファインメイクは言わずもがな。加えて、いつも選ぶ服とは少し違う、艶やかな素材のロングシャツブラウスやプリーツスカートを纏ったことで、皆に説得されて(!)、まとめていた髪を解いたり、シャツブラウスのボタンをひとつ開けたりしたことで、それまであさこさんが「封印」していた色気が、ぱっと解き放たれました。

「(ディファインメイクをされた)自分の顔を見て『生きてる!』と思いましたね。可愛いとか綺麗とか、皆さん、言ってくださったんですけど、いやいや、生きてるって」

「生きてる!」はディファインメイクで生命感が掘り起こされた証しに違いありません。次は、知性×品性×母性から生まれるあさこさんならではの色気を強調するメイクに、挑戦しませんか? いや、挑戦させてください!