子ども自身が「自己投資」のお金を知る


いい大学を出て安定した企業に勤め、頑張って働いて出世をし、コツコツと貯金したお金で家を買うーー。これまでの王道とも言うべきレールは解体され、個々人が枕木を敷いて進むべき道を作り出していくのが風の時代。土の時代に育った親世代は、新しい時代を生きる子どもたちにどんな価値観を伝えていけばいいのでしょうか。

 

「何が生き金で、何が死に金なのかを考えさせることは大切ですね。子どもがお小遣い帳をつけるとき、これは生活コストに使ったお金、これは贅沢をするために使ったお金、そうした仕分けの練習をしていくことで、自分を伸ばすための投資とそうでないものを将来的に見極められるようになるはずです。これからの“less”の時代は、お金も含めて限られたリソースをどう使うかも重要なので、自己投資のために本当に必要な支出かどうか、冷静に判断する力を養えると良いかもしれません。お金を使わせる際にも、『安いから買う!』ではなく、なぜ安いのか、もしかしたら『従業員の方の給料が安いからかも……』といった大切なことを見抜けるように、親が導いていけるといいですね」

 


独立しなくても、自分らしく生きればいい


12月22日からはいよいよ風の時代が始まります。これから、それぞれ別々の生き方を歩んでいくであろう一人ひとりに向けて、yujiさんが伝えたいメッセージとはーー。

「風の時代は“個性の時代”と何度も言っているので、『独立したほうがいいですか?』とよく聞かれるのですが、決して風の時代=総フリーランス時代ということではないので安心してくださいね。僕は“みんな会社をやめよう!”と煽るつもりは一切なくて、個々人が本質的に求めているところに行ける時代になるよ、ということを伝えたいだけなんです。

会社や組織で働くことが性に合っているという方もいれば、家族をケアするために定時で帰れる仕事をしたいという方もいらっしゃるでしょう。生き方は多種多様あっていいんです。それが風の時代ですから。今までの幻想や常識にとらわれずに、自分の魂が語りかけてくるものを選んでいくことができれば、それが自分にとって最善の未来になるはずです」

 

<書籍紹介>
『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』
著者:yuji
定価 1400円(税別)
講談社

占星術では220年に一度の大変革期と言われる今。古い時代の価値観のすさまじい破壊を経て、世界はどのように変わっていくのかーー。予約が取れない人気ぶりでも知られる星読みヒーラーのyujiさんが様々な角度で星を読み解き、新しい時代を生きるためのヒントを与えてくれる本書は、“風の時代のガイドブック”ともいえる一冊です。長文の12星座別星読みも必見!

 

 

<yujiさんの12星座本も発売中!>
『星2.0』
著者:yuji
定価 1800円(税別)
光文社

「風の時代」の本がyujiさんファンの間では「風本」と呼ばれる一方、「星本」と呼ばれ親しまれているこの本には、12星座の本質とその運命が大ボリュームで綴られています。「あなたがあなたらしく輝くため」に星の叡智を使うことを提案、「泣ける」と評判の1冊。


撮影/塚田亮平
取材・文/金澤英恵
構成/松崎育子(編集部)

 

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