「服が好きだから、服にも喜んで我が家にいて欲しいなと思っていて」(はまじ)

 

はまじ:でも、お買い物大好きだと、どんどん家にものが増えてきませんか?

 

岡本:そうなの、困っちゃうよね(笑)。

はまじ:手放すタイミングはどうしていますか?

岡本:2~3年着なかったらもう着ないかなと思って手放しますが、実は手放すことは少なくて。『惚れた男だからしょうがない、面倒見るか』みたいな気持ちがあるから(笑)、一度好きになって買ったものは簡単には手放せないんですよね。

はまじ:(笑)。私も服が好きだから、服にも喜んで我が家にいて欲しいなと思っていて。だから、ぎゅうぎゅうにクローゼットへ押し込んで服が苦しい状態にはしたくないんです。それで旦那さんに『もっと広いクローゼットの家に引っ越したいな』っていったら、広くなった分だけまたものが増えてきゅうきゅうになるだけだよって言われました(笑)。

岡本:服の収納や管理は、服好きの一生の課題ね。

はまじ:私、数年前にごっそり断捨離したことがあるんです。持っていたものを4/5くらいに減らしました。それからは今あるスペースに入る分だけと決めてはいます。だから、ひとつ買うなら、何かひとつ手放すようにはしています。断捨離したときに、せっかく減らしたことだしと思って、2カ月間買わなかったら、生きてる感じがしませんでした(笑)。

岡本:その気持ちもよくわかるなあ(笑)。

はまじ:それで久しぶりに買い物を再開したら、“買い物”脳が休みというか自制モードになっていて、買い物したいのに欲しいものがわからなくて。結局セントジェームスの白無地の定番のカットソーを1枚買うということに落ち着きました(笑)。

 

岡本:モノをできるだけ持たないミニマルな暮らしもありますが、やっぱり私は買い物が好きなのよね。よくうちの旦那さんが『買い物は投票』って言っているんだけど。

はまじ:エッ!? 投票ですか?

岡本:買うってことは、そのブランドや生産者、お店が『好きだ』『支持してるよ』っていう意志表明することだって。我が旦那ながら、うまいこと言うな(笑)。だったらなおさら買いますって言ったら、『でも買いすぎだよ』と言われましたが。服に限ったことではなく、飲食店や雑貨屋さんでも、やっぱり好きなら意思表明したほうがいいよね。

はまじ:本当にそうですね。買うってことはそのお店やブランドを応援することになるんですね。だったら、私も一層買わないと(笑)。



ふたりのおしゃべりは留まることを知らず……。次回は44歳のはまじと57歳の岡本敬子さんがこれからの暮らし方について語り合います。
 

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カレンソロジー 青山 tel. 03-6419-7899
ベイジュ tel. 03-6434-0975

撮影/中田陽子(maeticco)
スタイリング/福田麻琴(浜島さん分)
ヘア&メイク/吉岡美幸(浜島さん分)
構成・文/幸山梨奈

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