自分への褒め言葉、よかったことだけを書くノートを作る


先ほども言いましたが、苦しい心境の中で、お子さん2人を育て、そして未来を担う子ども達を毎日育てていること。本当にあなたはすごいです。だからもっと自分を褒めてあげてほしいのです。

具体的にどうするかというと、毎日自分を褒める言葉を3つノートに書いてください。その日あってよかったことも一緒に書いてみてください。嫌なことには一切目を向けないで。

「今日は子どもを叱らなかった」「○○ちゃんがご飯を全部食べられた」「目を見ておはようと言えた」など職場であったことや、「今日は眉毛を描いて出社できた」「シャンプーのときに頭皮マッサージもしてみた」など自分に手をかけてあげたこと、「今日はこんな曲を聴いてHAPPYだった」などの楽しかったこと。小さなことで構いません。これを必ず毎日3つ探して書いてください。

あとは、まわりの人に自分のいいところを聞いてみる。保育園の子どもに「先生のどこか好き?」と聞いたり、娘さんに「私のいいところってどこだと思う?」と聞いてみたり。「おでこが広い」とか「爪の形がきれい」とかなんでもいいんです。褒められたことについては「私のいいところってそこだけか」と思わずに、素直に自分のチャームポイントとして受け入れる。それを繰り返していると自分の魅力を素敵な人から学ぶことができるんです。そして人は褒められると自然と褒め返そうとするもの。そこから会話も生まれていきます。

実践するのが難しいと思いますか? でもこれって実は、子どもとの会話で自然にやっていたりするものです。子どものいいところを探して親御さんにお伝えするお仕事をされているあなたであれば、きっと自分のいいところも見つけられるようになるはずです。

このノートは効きますよ。なぜって、コンプレックスだらけで人の顔が見れずオドオドしていた私が、幼少期からずっと運が悪かったとき、辛かったとき、兄弟みんなでこのノートを書いて救われ、今があるからです。

大人になって、今さら自分が変われるのかと思うこともあるかもしれません。でも自分が実際に経験したことを人に伝えるほうが説得力がありますよね。ということは、新しい経験を始めるのにいくつであっても遅いということはありません。ぜひ今日から始めてみてください!

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取材・文/宮島麻衣

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