タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

 

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【自分の性格にまつわるお悩み】

自分の性格に悩んでいます。

子どもの頃から人とのコミュニケーションが苦手でした。そして被害妄想も強く、そのために仕事が長続きしません。まわりの視線が気になって言いたいことも言えず、自滅するパターンを繰り返してしまいます。どうやったら 自分に自信を持って生きられますか? また、仕事に対するモチベーションを保つ方法も知りたいです。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
物心ついた時から悩んでいます。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
両親の不仲を目の前で見てきた事や、学校では劣等感しか感じなかった事でしょうか……あと、もしかしたらアスペルガーなのかなと思ったりもしています。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
明るくポジティブに生きたいです。
(ライトなウサギ・49歳・保育士・23歳と21歳の姉妹の母)


人はだれしも自分の感覚を軸にして他人を見ています


ライトなウサギさん、お悩みを寄せてくださりありがとうございます。

ご自身でも書かれていますが、ご両親の不仲を見てきたということ。今のご自身に与えた影響は大きいかもしれませんね……。「親のせいにするなんて」と思う方もいるかもしれないですが、子どもの頃は一番身近な親の顔色を伺ってしまうのは、当たり前のことですし、一番愛情が欲しい時期にその愛情がもらえなかったと感じた経験が劣等感を生んでいる可能性は、少なからずあると思います。ただ、それを乗り越えていくことも悩みを解決するのに大切だと思いますので、お話をしていきますね。

人はだれしも自分の感覚を軸にして相手のことを見ています。なので、自分がまわりの人のことを気にしているからこそ、相手も自分を気にしているはずだと考えてしまうのは自然なことです。

そういった感性の軸を物心ついたときから持っているからこそ、相当苦しんで来られたと思います。その中で2人のお子さんを育て、保育士という仕事を続けてこられているのも、すごいことだと思います。

人と接することに自意識が働いてしまうのは自然なことです。でも、自分の成長を大きく阻む”被害妄想”からはサヨナラしたいですね……。
そこで改めて申し上げたいのは「実は、人は他人のことをそんなに気にしていない」ということ。こう言ってしまうと、「あなたのお悩みは独り相撲だ」と言っているようで、傷つけてしまうかもしれませんが、「まわりの視線が気になって言いたいことも言えず、自滅するパターンを繰り返してしまう」という癖を抜け出すためには必要だと思い、お伝えしました。このパターンを抜け出す答えはとてもシンプルです。「自分が自分を好きになること」です

あなたが自分を信じてあげることで、誰かを信じられるようになれるんです。改めてもう一度言います。まず大切な第一歩は、あなた自身が自分を好きになることです。

 
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