英国ロイヤルコラムの連載を始めて丸一年が経過し、沢山の方々にご覧頂き、心から感謝しています。
そんな皆さんから最も人気が高かったのが、”キャサリン妃の賢い着回しコーデ”。
というわけで、今年一年を振り返り、最も2020年を象徴するコーデや進化したコーデなど、注目すべきキャサリン妃スタイルをピックアップしました。

一言で言うと、コロナ禍でキャサリン妃のファッションもより身近なものに変化。
でも洗練されたロイヤルスタイルをご覧ください。
 

 


関連記事
キャサリン妃が9年愛用する紺ジャケットの意外なブランド【着回し7選】>>


着回し実例① イブニングドレスをリメイクしてアップデート!

2020年2月2日に撮影。写真:REX/アフロ
2012年9月に撮影。写真:Splash/アフロ

まずは、プリンセスといえば!のゴージャスなドレスからご紹介です。
今年2月、英国アカデミー賞に出席された、レッドカーペットでのキャサリン妃。
髪をタイトにまとめたキャサリン妃がお召しのドレスは、アレキサンダー・マックイーンのビスポークなのですが、実はこれはリメイク後のドレス!

初めての着用は髪をハーフアップにされている画像のもの。2012年、マレーシアでの公式晩餐会用に作られたドレスでした。

2020年の画像を再度チェックすると、この時と袖のデザインが変わっているのがわかりますか?
透け感を活かし、ふんわり広がりのある袖は8年後、ボディと同様裏地をつけ、フィットした細身のシルエットに変更。

これだけなのに、雰囲気はモダンで気品ある印象に変わりました。
昨年も、”上半身をリメイク”されたキャサリン妃でしたが、今年もまた!イブニングドレスですら、リメイクをし常にアップデートをながら着回しをされています。
 

着回し実例② 同じコートをオン・オフで大きくイメチェン

2016年11月に撮影。コート/マルベリー 写真:Shutterstock/アフロ
2020年3月に撮影。クロスボディバッグ/スマイソン 写真:Backgrid UK/アフロ

最初の画像は、マルベリーのブルーのコートをスカートに合わせ、公務のときに撮影されたもの。
4年前のキャサリン妃ですが、女性支援の施設を訪問したため、黒のタートル+膝丈のツイードスカートといったきれいめのコーディネートでした。

もう一枚の画像、水色のコートにスキニーを合わせたコーディネートのキャサリン妃。とってもレアなプライベートショットです。
ロンドンの街中でショッピングをされた後の妃ですが、この時着ていらっしゃるコートもマルベリー。英国らしいチェスタータイプのアウターをカジュアルにお召しになっています。

ツイードスカートからスキニーデニムへ。
クラッチバッグはクロスボディに。
もちろん靴もパンプスから楽チンなフラットシューズへと変えられています。

1着のブルーのコートで、公務(オン)とオフ(プライベート)、真逆とも言えるコーディネートを楽しまれています。
 

着回し実例③ ベーシックワンピのイメージを変えるアレンジ法

2019年7月、ウィンブルドンにて撮影。 ワンピース/スザンナ・ロンドン 写真:アフロ
2020年8月に撮影。写真:アフロ

こちらのワンピースは、クラシックなデザインの上、ベーシックカラーなので、長く愛用できます。ですが、それだけに無難になりがち。どうアレンジすればいいかが気になるところ。

初めての着用された2019年には、ワンピースに黒のボウベルトを加え、アレンジをされていたキャサリン妃。
モチーフがボウと、甘めなので、靴を含め小物は黒でシャープに引き締めることでスタイリッシュな雰囲気になっています。

一方、2度目の着回しとなる今年は、ベルトはオリジナルの共布ベルトを着けて全体を一体化。
その代わりパンプスはパイソンの型押しと、キャサリン妃には珍しく柄物を採用。またコロナ禍のマストアイテム、リバティ柄のマスクを着用され、小物を小花柄にすることで控えめ&上品な印象に変わりました。
アクセントにする小物の選び方で、このようにイメージを変えることができます。

 
  • 1
  • 2