40代からパリ生活を始めた無類の食いしん坊・井筒麻三子が、「のんびりゴロゴロしてても、美味しいものが食べたい〜」と考え出したレシピから始まった、お料理連載。ゆる〜っと簡単なのに、小洒落た美味しいものが作れるから、お料理が苦手な方、「今日の献立を考えるのが面倒」という時にこそ、ぜひ作って欲しいお料理が揃っています。

 
 


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2020年は本当に大変な年でした。せっかくの年末だというのに、旅行にも行けないのが残念……。せめて美味しいもので、つかの間の台湾旅行気分を味わっていただけたら!と思い、ご紹介するのがこちらのレシピです。

以前お仕事でお世話になった、台湾のコーディネーター・青木由香さんから教えていただいた魯肉飯。作り方は決して難しくないけれど、煮込み時間が結構かかる。そこで、お肉を柔らかくする効果のある炭酸水を使って、ちょいと時短レシピにしてみました。五香粉はなくてもいいけれど、あるとグン!と本場っぽくなります。台湾では「とにかく脂の多い肉を使うことが大事!」なのだそうですが、脂っぽいのが苦手だったり、ヘルシーにしたい方は一度豚肉をサッと茹でると、脂が抜けてさっぱりした味になりますよ。
本年はどうもありがとうございました。色々レシピを作ってくださった方々がいらして、とても嬉しかったです! 皆さんどうぞ、良いお年をお迎えくださいね!

台湾在住マダム直伝の魯肉飯(ルーローファン)


 材料(3〜4人分)

・干し椎茸 2個
・水 1カップ
・エシャロット 4個(なければ玉ねぎ 小1個)
・皮付き豚バラ肉 350g
・しょうが 1片
・にんにく 1片
・干し海老 大さじ2
・炭酸水 1 1/2カップ
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・醤油 大さじ3
・酢 大さじ2
・オイスターソース 大さじ1

・五香粉 小さじ1(お好みで)

・白胡椒 少々
・卵 お好みで
・ごはん 適量
・サラダ油 適量

 作り方  

1 干し椎茸は水を加えて戻す。

2 エシャロットは皮を剥いてみじん切りにし、熱したサラダ油できつね色になるまで揚げ焼きにする。

 

3 豚バラ肉を小さめにカットする。

4 2で使ったフライパンをそのまま中火にかけ、3を入れ、じっくり炒める。

 

5 1の椎茸は水を絞り、石付きを切り落としてからみじん切りにする(戻し汁は取っておく)。

6 生姜とにんにくは皮をむき、細かいみじん切りにする。

7 4の豚肉の脂が透き通ってきたら、6と干し海老を加え、香りが出るまでよく炒める。

8 7に5の戻し汁と炭酸水、酒を加え、強火にして沸騰させる。

 

9 8に砂糖、醤油、酢、オイスターソース、2のエシャロット、5のみじん切り干し椎茸、五香粉、白胡椒を加えて混ぜ、弱火に落とし30分煮込む。

10 沸騰したお湯(分量外)に卵を入れ、時々かき混ぜながら7分茹でる。茹で上がったらザルにあげ、すぐに冷水に入れて冷やす。

11 9の出来上がり寸前に10の卵を入れる。温まったら火を止め、卵は半分にカットする。

 

12 器にごはんをよそい、上から11をかけ、卵をのせる。


9月から始まったこの連載ですが、年内のUPはこちらが最後。皆さんに色々作っていただけて、とても励みになりました! ありがとうございました!! 来年もまた土曜日に、お会いしましょう〜!


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撮影/Yas

 

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