土曜日に大雪が降った。
昼過ぎに起きると、外はすでに銀世界。
ベランダに出ると、雪がレフ版効果となり、街がひと際明るく見えた。

降り続ける雪に空を見上げると、目がチカチカ。
この遊び、小さい頃にやったよなぁ。

水分をたくさん含んだボタ雪で、気温も比較的柔らかだったからか、翌日の日曜日には、全てが溶けていた。束の間の夢の様に。

一日だけ限定の雪は、パリの醜さをすべて隠し、どこか別世界にトリップさせてくれてた。ありがとう♡

そんなこんなで、土曜日に来るはずだったオリヴィエは足止めに。
都会っ子はヤワやね~!by雪国の方々。

で、予定変更で、奴は日曜日に来るんだったっけ、しまった!冷蔵庫が空っぽだ。わぁ、どうしよう!

よっぽどのことがないと行かない大型スーパー、モノプリ(Monoprix)ならば、日曜日でも開いている。しゃーない、何でもちょこっと割高の、あのいけ好かないお洒落スーパーにでも行くとするか。

ブルーのシールがセールの目印。せっかくの化粧箱もボコボコになって、無残な姿。ジョン・マスターズ・オーガニック卿たるお方に、なんと酷い仕打ちを。私が救ってさしあげましょう。

嗚呼、重い腰を上げて行ってみて良かった。

クリスマスプレゼントの売れ残りコフレ達が、無残な姿でセールのワゴンにぶち込まれ、持ってけドロボー!の叩き売りになっているではないか!

日本ではミモレでもお馴染みのジョン・マスターズ・オーガニック(John Masters Organics)。強気なお値段設定故に、そして余りの人気っぷりに、偏屈な私はひとり敬遠し、乗り遅れていた過去がある。

コフレの裏にメッセージが。「人間が備え持つ真の美しさを引き出し、それを開花させる。これが私たちジョン・マスターズ・オーガニックの使命です」ふ~ん、なるほど。

「Hirokoさん!意地を張っていないで、こういう時に、お試し購入してみたら良いんじゃないの?!」

悪魔の声に軍配が上がった。

普段使いのシャンプーとコンディショナー。調子に乗って、最後の一個だったトラベル・キットのコフレも添えて。後者は愛するマヨルカ島に、再訪出来る日を夢見ての願掛けで、ね。

再ロックダウン以来、セルフネグレクト気味で、自分に投資するのを止めてしまっていた私。自粛と自棄は似たようで、全く違う種類のものだよね。

Hirokoさん、ごめんなさい。

コフレを開けるとこんな感じ。旅行用のキットって、どうしてこんなにも気分が上がるのでしょうか!香りは、シャンプーがラベンダーとローズマリー、コンディショナーがネロリと柑橘系だって。

偏屈な和製パリジェンヌは、こういった小さなトキメキを、「セールで」買うのである。