こんにちは。フードジャーナリストの中田ぷうです。新たな年になっても新型コロナウイルスの猛威は変わらず、皆さん窮屈な日々を過ごしていることと思います。おうち時間のちょっとしたエッセンスになるような、そしてときには自分へのご褒美になるような“家に持ち帰って楽しめる食”を紹介していきます。今回はショコラマニアたちも認める、「カルディ」で見つかるグルメなチョコレートをご紹介します。

 


侮ってはいけません。「ベルフィン」のロリポップチョコ

「ベルフィン」ロリポップチョコ各¥226(税込)

トップ画像を見て、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。「こんなかわいらしい子ども向けのチョコレートなのにグルメ?」「キッズ向けのプレゼントかしら?」。

「カルディ」では、いくつかのブランドのロリポップチョコレートを取り扱っていますが、買うときはぜひ「ベルフィン」を選んでください。
私は1度、ブランドを確かめず、ほかのブランドのロリポップチョコレートを買ってしまったのですが、あまりの味の違いに驚いてしまいました。そのくらい「ベルフィン」のチョコは格段に上質でおいしいんです。だから実はショコラマニアたちも、「カルディ」でこっそりこのかわいらしいロリポップチョコレートを買っているんですよ(笑)
このかわいさからは想像できませんが、正統派のベルギーチョコレートですので、しっかりとした甘さとクリーミーさ、濃厚な味わいを堪能できます。ミルクチョコレート好きの人はたまらないはずです。
今までもこのアニマル・ロリポップチョコレートは売られていましたが、今年はコアラとオランウータンが新しく仲間に加わりました。


新登場。華麗な美しさを持つタブレットチョコレート

「マイボナ」 左からストロベリー&ペッパー ダークチョコ、アーモンド&オレンジ ミルクチョコ、ラズベリー&レモン ホワイトチョコ各¥594(税込)

「マイボナ」はドイツのチョコレートブランド。約18×8.5cmの大きなタブレットチョコレートの表面には、それぞれドライラズベリー×レモンパウダー、ローストアーモンド&オレンジピール、ドライストロベリー&ペッパーがふんだんに振りかけられています。その華麗な見た目はもちろん、味も完全に大人向け。

 

ドイツチョコはベルギーチョコとはまた違う、ちょっと垢抜けない甘さを持つのが特徴だと思うのですが、それがドライフルーツやナッツ、スパイスによっていい具合にアップデート。確かに甘いのですが、コーヒーやエスプレッソに合うおいしさに昇華されています。
食べた瞬間はストロベリーやラズベリーを感じるのですが、あとからこしょうやレモンが追随してくる、今までに味わったことのないおいしさを味わえます。
これはぜひご主人やパートナーと夜、ウイスキーなど傾けながらいただくのもおすすめです。

 

とはいえ、いくらなんでも大きすぎるタブレットチョコレートはちょっと……という方、ご安心ください。きちんとチョコレートの裏側に“折れ線”がついていますので、ひと口大に簡単に割ることができます。

120年以上の歴史を持つ老舗「マキシム・ド・パリ」の缶入りチョコレート

左から「マキシム・ド・パリ」 ダークチョコレート缶、ミルクチョコレート缶(各12枚入り)各¥732(税込)

1893年、フランスにオープンしたアールヌーヴォースタイルのレストラン「マキシム」。ご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。その「マキシム」の流れを汲むレストランとして、ここ日本にも1966年に「マキシム・ド・パリ」が銀座にオープン。惜しまれつつも2015年に閉店していまいましたが、その「マキシム」のチョコレートが今年「カルディ」に初登場。去年のバレンタインシーズンにも「マキシム」の缶入り菓子が登場したのですが、そちらはレースクレープ(薄い生地を何層にも重ねて焼き上げた焼き菓子)をチョコレートでコーティングしたもので1500円ほどします(今年も取り扱っています。こちらもおいしいですので機会があればぜひ。缶には19世紀~20世紀にかけて活躍したジョルジュ・サンクのイラストが描かれています)。でも今年登場した、写真のチョコレート缶は700円で買える手頃さです。

 

中には“ワンバイトサイズ”のタブレットチョコレートがそれぞれ12枚入っています。赤は心地良い食感が感じられるヘーゼルナッツクランチが入ったミルクチョコレート、黒はローストしたカカオ豆クランチが入ったダークチョコレートです。どちらもクランチ入りなので、コーヒータイムのお供に軽やかにいただけるチョコレート。このサイズもいいですよね。「マキシム」らしい、美しい缶に入っているのでギフトとしてもおすすめです。

いかがでしたか。パティスリーやデパ地下にチョコレートを探しに行くのもいいですが、「カルディ」であれば駅近や駅ナカにお店があるので、普段の買い物ついでに立ち寄れるので、ぜひのぞいてみてください。

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