名脚本家・森下佳子の意図が気になる!


編集N ちょっと厳しめの評価をしちゃいましたけど、なんだかんだ、脚本家が森下佳子ですからね。何か描きたいものはあるはずですよ。ただそれが何かはまだ分からない……。

山本 森下佳子というのは名作『仁―JIN―』の方ですね!!

編集N はい、あと『天皇の料理番』とか『義母と娘のブルース』とか、TBSで数々の名作を生み出してきた方。だからこそ『天国と地獄』が期待のドラマなわけです。だから高橋一生の演技力と綾瀬はるかの美しさを堪能するだけではあまりにもったいない。

山本 さすがドラマウォッチャー。知識豊富! 森下さんは、綾瀬はるかとのタッグでは実績があるのですね。

編集N セカチュー(『世界の中心で愛を叫ぶ』)も『白夜行』も『私を離さないで』も、綾瀬はるかのTBSドラマはほぼ森下さんとのタッグです。綾瀬作品以外にも、内野聖陽と佐藤健の『とんび』や杏ちゃんの『ごちそうさん』といった良作も森下さんの脚本。すごい才能のあるお方よ。時代考証とかもちゃんとしていて、私は大好きです。

山本 人情を描くことにおいて実績ある方なのね。ならば今回も、何かサイコパスを通じて伝えたいメッセージがありそう。

編集N そこは見ていくうちに分かるでしょう。豪華なW主演や、入れ替わり演技や、いろいろ話題性があるけど、実はこのドラマの一番の注目どころは森下佳子の意図なのかも。この“コメディなのかシリアスなのか?”という違和感も、何かの伏線である可能性は大……。

山本 ふむ。高橋一生は乗ってきた感じだし、これから物語がどう展開するか読めないところも気になるし、期待の余地はたくさんありますね!

 
文/山本奈緒子 構成/藤本容子


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