一度持ち帰って、客観的に「似合うか」「好きか」を確認


④ 試着した服の写真を撮り、まわりの人に見せて、褒められた服を買う
1回目の来店で、なぜ焦って買わない方が良いかというと、急に買って後悔しないようにするためです。この日はフィッティングをして、お店の人に許可をとり、その服を着ている自分の写真を撮影してお店を後にしましょう。写真に撮ることで、自分でも冷静に、客観的に似合っているか、しっくりくるか見ることができます。そして家に帰って旦那さんやまわりの友人に写真を見てもらって、みんなに褒められた服を買う。褒められた服を買うことで、実際に着て行くときも「どう思われるかな……」とモジモジせず自信をもって着まわすことができるでしょう。急におしゃれな格好をするのは気恥ずかしいという思いもあるはずですから。

「最初から旦那さんや友人と買い物に行けばいいじゃない」と、思うかもしれませんが、自分の好みを知る身近な人と一緒に買い物に行くと、あなたに気を使って、あなたの好みに意見を寄せてくることがあるので、久しぶりに買い物をするときほど、今の時代と今のあなたに合うものを選んでもらうために、初対面の人に選んでもらうことをオススメします。

トレンドのものと、あなたに似合うものを考えて見繕ってもらう。そして、それを写真に撮って持ち帰って、まわりの人にも褒められた服を買う。人から褒められた服は、自分も好きになれるものです。これは「好き」と「似合う」が近づくということ。「好き」と「似合う」が近い人ほど、センスがいいということだと思います。「好き」を着こなせない人もいるし、「似合う」をアップデートできていない人もとても多いのです。

以上、「アン ミカ流・お洋服の買い物の方法」でした。ちなみに私も自分で買い物をするときは、この方法で服を買っています。

実は、この買い物の仕方は、意外に店員さんにも喜ばれます。店員さんは「今は見ているだけです」とお客様によく言われるため、お客さんから声をかけてきてくれて、相談されるのは嬉しいと思いますよ。そんなコミュニケーションも含めて、お買い物を楽しんでくださいね。

 

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取材・文/宮島麻衣

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