幼い頃、母とお料理をするのが大好きでした。『大きくなったら、お料理の先生になりたい!』そう母に言っていたそうです。


その後、私の興味は、料理だけでなく、ファッションやアート、旅へと広がりました。そして、大学卒業後にイギリスへ留学をしてラグジュアリーブランドの広報という憧れの職業にもつくことができました。


でもいつも、料理は大好きで自宅に友人を招いてもてなすのが私にとっての一番の楽しみでもありました。そしてある時、「夢はひとつでなくてもいいんだ!」そう思ったことがきっかけで、数年前から夢のひとつであった「料理家」という小さな一歩も踏み出すことができました。

私のレシピのコンセプトは、手に入りやすい食材で、あっと間にできるレストランの一品のようにおしゃれで美味しい料理。


この度、私と同世代のミモレの読者の皆様に向けてレシピの連載をスタートさせていただくことになりました。


年齢的にも美容や健康、環境問題も気になりだした皆様に気軽に取り入れられるヴィーガンレシピをご紹介します。私のレシピの一皿がちょっとヘルシーで楽しい食卓に華を添えることになれば嬉しいです。

 

今日のメニューは、アーモンドミルクで煮込んだ、きのこがたっぷり入ったトマトクリームシチュー。きのこから美味しい出汁がでるのでヴィーガンだけどとっても味わい深くなります。


スライスアーモンドとパセリをまぜたご飯を添えていただくとちょっとおしゃれなカフェごはんのようになるんです。


また、きのこでビタミンD、アーモンドでカルシウムがとれます。ビタミンDは免疫アップの効果があり、コロナ禍の中、また風邪予防にも良いとされているのでこの季節にぴったりのヴィーガンメニューです。グリーンサラダを添えてめしがってくださいね。

 

きのこのトマトクリームシチュー


■ 調理時間 15分

材料(3〜4人分)

・玉ねぎ 1/2個 
・エリンギ  2〜3本
・しめじ. 1パック
・マイタケ 1パック
・イタリアントマト缶(ホール)  1缶(200g)
・野菜ブイヨン 1袋
・アーモンドミルク 1本(200cc)
・トマトケチャップ 大さじ1
・メープルシロップ 小さじ2
・塩胡椒 適量
・ご飯 3〜4膳
・スライスアーモンド 大さじ3(15g)
・パセリ 適量

作り方
1.フライパンにオリーブオイル大さじ1(分量外)を熱し、玉ねぎを強めの中火で2分しっかり炒める。エリンギ、しめじ、マイタケ、塩を加え、さらにしんなりするまでだいたい3分位炒める。

2.トマト缶、ブイヨン、トマトケチャップ、メープルシロップ、アーモンドミルクを加える。木べら等でトマト を崩しながら、中火で約8分煮る。シチューが煮詰まり、トマトの酸味が飛んだら味見をしてお好みで塩、胡椒、さとうで味を整える。

3.ボウルにすこし固めに炊いたごはんを入れ、パセリの微塵切り、スライスアーモンド、オイル大さじ1(分量外)を加えて混ぜる。塩少々(分量外)で 味をととのえて、シチューとともにお皿に盛りつけて、できあがり!

 

ポイント
玉ねぎをしっかりいためて甘みを引き出してください。しっかりトロミがつくまで煮込むとトマトの酸味が飛んでまろやかで濃厚なシチューになりますよ。

アレンジレシピ
ブロッコリーやイエローやレッドのパプリカなど彩どり豊かなお野菜を入れてボリュームアップするのもおすすめです。ユニークなアレンジとしては、すりおろししょう小さじ1とカレー粉大さじ1をいれてヴィーガントマトクリームカレーにするととっても美味しいですよ。

ごはんの代わりに、パスタにしてもいいですし、ダイエットしている方はご飯の代わりに蒸し野菜と一緒に召し上がってくださいね。

 
写真/Bob Fisher(杉山さん)、杉山絵美(料理)
食材協力/Oisix