子どもに対して怒りがわいた時にすべきこと

 

子どもも自分も状況も、「そのまま」受け容れ、「つながる」ことができれば、周りに振り回されず、比較も評価もしない自分軸の子育てをしていけます。そうすると子どものこれからが心から楽しみになる、そんな未来が見えてくるのです。

 

【怒りがわいた時の対処法】
・ 怒りがわいたら、とにかく息をフーッと吐き出す
 
・その場を離れる、部屋を出る
 
・ゆっくり5つ数える

・その怒りを言語化する
(バカにされた気がして嫌だった、悲しかった、また同じことをしたのが嫌だった、腹が立った、こっちの仕事が増えるのが本当に嫌だった、許せなかった、自分の意見を押し通そうとするのにムカついた、など)
 
・怒った自分を落ち着くまでやさしく抱きしめる
(そうだよね、嫌だったよね、あんなことされたら誰だって怒るよ、怒って当たり前だよ、疲れてたね、限界だったよね、ここまでよく頑張ったよね、よしよし、もう大丈夫だよ、安心してね、自分が落ち着くまで抱きしめる)
 
・感じた怒りを紙かノートにすべて書き出す
 
・自分の怒りのパターン(=心の癖)を書き出して意識化する
(バカにされる、比較された、仕事が増える、うるさい、泣きわめく、顔色をうかがう、ダラダラしている、文句を言ってくる、できるのにやろうとしない、甘えてくる、意見を押し通そうとする、言ってもやらない、言うことを聞かないなど。これらを意識できると、怒りの頻度、怒る時間が減っていく)
 
・怒りを受け容れ、心を癒す
(癒されると、怒りがわくこと自体が自然に減っていく)

著者プロフィール
たかもりくみこ さん:
名古屋市に生まれる。名古屋大学法学部を卒業する。一般社団法人コンシャスペアレンツジャパン代表。家族カウンセラー&コーチ、ファミリーケアセラピスト。コンシャスペアレンティングコーチ™。長男、次男の子育てをする中で、シュタイナー教育や自然育児に出会い「子どもの魂にとって理想の園」を東京で起ち上げ運営。三男を念願の自宅出産したものの育てにくさに悪戦苦闘。何度も親をやめたくなる日々を送りながら、子育てと家族の幸せ、自分の大好きなことの両立を追求する。現在は東京都在住。独立した社会人、大学生、高校生の息子3人と夫の5人家族。自ら心理学や癒し、ライフワークについて学び、5000人以上の親子をサポート。親子関係や家族関係に悩む親、自分らしく生きたい女性のためのカウンセリングやコーチングセッション、講座などを開催。全米NO.1子育て専門家のシェファリ博士に渡米して学び、「コンシャスな子育て&生き方」についてブログやLINE などで発信している。
【コンシャスペアレンツジャパンHP】https://con-parentingjp.org
【著者ブログ】https://ameblo.jp/treeofluce

 

『男の子を大きく伸ばす方法 ダメにしない秘訣』
著者:たかもりくみこ さくら舎 1400円(税別)

セラピスト&コーチとして多くの子育てをサポートしてきた著者が、男の子の行動や心理を深く観察し、親が楽になる一方で男の子の素質を最大限に生かすことができる子育て法をアドバイス。3人の男の子の母親である自身の経験をふんだんに盛り込みながら、日々悪戦苦闘しているお母さんたちにエールを送ります!


イラスト/森崎達也
構成/さくま健太