輝く40代ができていること3:いらないものは捨てられる


輝いている人は、自分にとって必要なものとそうでないものをきちんと分かっています。だから、自分にはもういらないと思ったら、すぐに手放せられるのです。それは物質的なものに限らず、人間関係も、です。

先ほど、人の悩みの多くは、「人間関係」だと言いましたが、老けやすい人は、しがらみに縛られ、縁を切るべき相手ともなかなか切れないことも多いもの。だから、ストレスによって、活性化酸素が増え、老化の要因に(苦笑)。

「卵が先か鶏が先か」のように、「輝くのが先か、手放すのが先か」なのかは、人それぞれですが、私の周りにいる女性たちは、離婚をした後、さらに輝く人が意外といます。
もともと自立をしていて輝いているから、“終わった関係”を手放せることもあるのかもしれませんが、離婚後、益々イキイキとしている人が多いのです。
もちろん夫婦は、「嫌になったら、さっさと別れればいい」なんて、簡単な関係ではありませんが、一緒にいることでストレスがたまり、「1人でいるよりも不幸」だと思うことが多い場合は、離れたほうがいいかもしれません。離婚までいかなくても、別居でもいいでしょうしね。

輝いている人は、必要ではないものはパッパと手放せるほどの“潔さ”があります。そして、必要以上のものは欲しがりません。なぜなら、どんなものでも、「得ると維持が大変であること」を分かっているからです。
例えば、大きな家を所有すれば、掃除も大変ですし、固定資産税だってかかります。高級なスーツや靴を持っていたら、それなりに手入れも大切です。人間関係が増えれば、その分、お祝い事には駆けつける必要もあるし(&出費も増える)、トラブルが出てくることもあります。

でも、本当に大切なものであれば、“維持をするための労力”すら喜びです。例えば、「お気に入りのジュエリーを磨くのが幸せ」という人もいますしね。
つまり、「維持するのは面倒」だと思うものは、「そこまで自分にとって大切なものではない」ということなのかもしれません。

輝く人は、「足るを知る」ことができているので、維持が面倒だと思ってしまうようなものは手に入れないし、必要ないものは捨てます。逆に、老けやすい人は、不必要なものを捨てられないどころか、「もっと、もっと!」と新たなものを追い求め、欲しくないものも「せっかくだから」と手に入れ、結果、維持をし続けることにストレスを溜めてしまうのです。

もちろん自ら捨てるものもあれば、失ってしまうものもあります。輝く人は、失ってしまった大切なものに対して、一時は悲しむこともありますが、執着は持ちません。多くの失ったものは、執着を捨てることでしか、心が楽になれる方法はないからです。
逆に、執着心を持つ人は、“どうすることもできない現実”をいつまで経っても受け入れずに悲しみに暮れます。だから、さらに輝きを失ってしまうのです。輝くためにも、“人生の取捨選択”は大切なんですよね。

次のページでは、「輝く女性になるために、一番大事なこと」を紹介します。