コロナ禍をきっかけに自炊を始めてみたものの、そろそろ自分で作る味にも飽きてきた、という人は多いのではないでしょうか。ここらへんで料理のスキルアップをはかってみては? 美味しく簡単にできるコツをつかめれば、きっと新しい料理にも挑戦したくなりますよね。

簡単にできそうでいて、実は難しいのが「肉と野菜の炒めもの」。べちゃべちゃ水っぽくなって失敗してしまうことが多い料理です。よく「お店と家庭じゃ火力が違うから」なんて言いますが、炒め方を工夫すれば、家庭でもしゃきっと美味しく作ることができるんです。野菜はスーパーやコンビニで買える炒め野菜ミックスを使えば、いろいろな種類が食べられるし、食材を使い切るストレスもなし。野菜をカットする面倒も省けます。

料理の困った! に答えてくれるという評判の上田淳子さんの超初心者向けの『初めてのひとりキッチン』からレシピを紹介します。

 

 材料(1人分)
豚こま切れ肉 … 150g
炒め野菜ミックス(レシピではもやし、キャベツ、しめじ、玉ねぎ、にんじん、長ねぎ、青梗菜、にらをミックスしたものを使用)… 1袋(300g)
にんにく(チューブタイプ)、しょうが(チューブタイプ)… 各5cm(小さじ1/2)
塩 … 小さじ1/3(2つまみ)
こしょう … 適量
ごま油 … 大さじ1

 


 作り方 
1 下準備
① 豚肉はパッケージのラップをはずし、トレイのままにんにく、塩1つまみ、こしょう少々を加え、全体にからめる。

 

2 野菜に火を通す
② フライパンにしょうが、塩1つまみとこしょう少々、半量のごま油を入れて混ぜる。塩を油に入れておくと水が出にくい!

 

③ 野菜を広げ、ふたをして中火にかける。パチパチと音がしたら野菜がしんなりするまで1分~1分半加熱したら、ふたを取り、全体を混ぜて器に盛る。

 

3 肉に火を通す
④ ③のフライパンをペーパータオルでさっとふき、残りのごま油をひき、肉を広げる。

 

⑤ 強めの火にかけて2分ほど焼き、こんがり焼き色がついたら裏返し、火が通るまで焼く。

 

4 仕上げる
⑥ ⑤を野菜の上にのせる。

 

【メモ】 
べちゃべちゃ水っぽくなるのを防ぐため、肉と野菜を別々に加熱。合わせると、しっかり炒めものの味になっています。

 

『初めてのひとりキッチン』
著者 上田淳子

料理の「困った!」にお答えする、助っ人料理人の新著
最近は特に外食の回数が減って、自分で作らなければいけないことが増えています。 新しい生活様式のいま必要なのは、自炊力! でも家庭科で習って以降、料理をしたことがない。 テレビやSNSで作っているのを見て、かんたんにできそうと思っていたけれど、いざ始めようと思ったら、どうしていいのか見当がつかない……。そんな人も多いのでは。
本書は自分が食べるものを用意するために、食材を買って調理できるようになることを目標にした料理の「超初心者のための本」です。のっけるだけ、チンするだけでも立派な料理。 火も包丁も使わない料理も。 わかりやすいプロセス写真つき。 ひとり暮らしを始めた人も、シニアでこれから料理を始めたい人もぴったり。 白ご飯にあうおかずが豊富に載っています。

 

プロフィール
上田 淳子(うえだ・じゅんこ)

兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスのベッカライ(パン屋)を始め、フランスの三ツ星レストランやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで修業を積む。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。双子の男子の母であり、自らの子育て経験と知恵を生かした作りやすい家庭料理レシピが好評。また料理に興味をもった人たちに寄り添う目線で、初心者にもわかりやすく、作りやすいレシピも多いと人気。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(ともに講談社)、『おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ』(世界文化社)など著書多数。

撮影/斎藤浩(本社写真部)
スタイリスト/坂上嘉代