大草直子ディレクターが少しずつ集めているティファニーコレクション。高校生で出会ったファーストティファニー以来、仕事の転機や出産など、人生の節目にはティファニーを手にすることが多いと言います。


人生の節目にも自分をモティベートしたいときも。選ぶのはいつもティファニー

ネックレスブレスレット/ともにティファニー

「高校生のときにオープンハートを手にして以来、20代はティファニーで大きな買い物はしていませんでした。当時はお金が貯まるとすぐに海外旅行に出ていたから(笑)。だから33歳で息子を出産したときにバングルを買ったのが久しぶりのティファニー。子どもを抱え、がむしゃらに仕事をしていたときなので、日々コーディネートを考える余裕もなく、グレーのカシミヤニットにデニムが”制服”。そのカジュアルな”制服”をアップグレードしてくれるのがティファニーのブレスレットだったのです。

その後も雑誌『DRESS』のファッションディレクターになったとき、『ミモレ』の編集長になったときなどもティファニーに引っ張ってもらいました。もちろん、それ以外のときも出会いがあったら買っていますが(笑)。最近では、昨年20歳を迎えた娘のお祝いを選びに行ったときに自分にも。コロナ禍で気持ちが落ちていたときだったので、モチベートする意味でバングルを購入しました。ジュエリーは買った時々の私の気持ちや見えた景色を、レイヤーしてくれる存在。そうやって私の想いや体温がなじんだものを、いつか娘たちに継いでいくのだろうな、と想像しています」

 


ミモレの編集長になった頃に出会った水差しのネックレス

 

ネックレスブレスレット/ティファニー ワンピース¥104500/アスペジ(トヨダトレーディング プレスルーム) サンダル¥24200/TOMORROWLAND(TOMORROWLAND)
以下はすべて大草さん私物・ネックレス(レタード)/フォーエバーマーク リング(人さし指)/アルティーダ ウード リング(薬指、ゴールド)/マルコム ベッツ リング(薬指、シルバー)/アスプレイ

NAOKO’S COMMENT

ミモレの編集長になった直後、ティファニーのお店へお邪魔したときに試着して、その後購入したのが水差しのネックレス。一緒につけているブレスレットはボーンカフ。どちらも先日亡くなられてしまったエルサ・ペレッティのデザインです。彼女の生き様もデザインも大好きで。どれもオーガニックなフォルムで、ひとつひとつにちゃんと意味がある。たとえばボーンカフはイタリアの古い教会で見た人骨からインスパイアされたもの。彼女の豊かな感覚によってデフォルメされ、ひとつの”アート”になっています。ジュエリーを身につけることで、日々”アート”を身近に纏うことができる。なんて嬉しい感覚なんでしょう。


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〈お問い合わせ先〉
TOMORROWLAND tel. 0120-983-511
トヨダトレーディング プレスルーム tel. 03-5350-5567

スタイリング・出演/大草直子
撮影/最上裕美子
ヘア&メイク/川村友子
取材・文/幸山梨奈
構成/朏亜希子

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第3回 「ティファニーを買う理由「有名スタイリストが愛用するブレスレットとは」」>>
第4回 「スタイリスト大草直子「ティファニー ハードウェア」コレクションに憧れる理由」>>