米国在住で、早い段階で自らもコロナワクチン接種を経験した山田悠史医師。最前線で診療を続ける山田悠史医師が、みなさんからの質問にお答えします。

 

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【質問1】3月後半と4月頭にワクチンを接種予定です。免疫力がいつまであるのかわからないのですが早すぎるでしょうか?


ワクチンの効果は、感染流行が広がっていれば広がっているほど、その真価を発揮することになります。ウイルスから体を守るためのものですから、ウイルスがたくさん存在している時こそ、よりその重要性が増すのです。

今後、ワクチン接種が進むにつれて、感染流行は収束していくことが期待されます。逆に言えば、まだ予防接種の広がりが道半ばである今こそ、ウイルスが多くの人に広がるリスクを抱えており、感染するリスクが高い状況が続いていると言えます。このため、ワクチン接種が早すぎるということはなく、接種できるタイミングで接種をしていただくのが良いと思います。

ご指摘のとおり、ワクチンの有効性がどこまで持続するかはまだはっきりとはわかっていません。しかしながら、追加接種が必要なタイミングでは、またアナウンスがあると思いますので、接種後は次のお知らせをお待ちください。現在、追加接種の安全性や有効性についても、臨床試験で確認中です。それがいつになるかはまだはっきりとは言えませんが、今のところはワクチン接種を早い段階で受けておくことが、あなたの体をCOVIDから守る上で大切だと考えられます。


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