乳房をぶらーんとさせて検診


ドゥイブス・サーチで乳がん検診を受けられる病院は現在、全国で25箇所(3月31日時点)。今後導入される病院は増えていく予定なので、まずは公式ホームページから一番行きやすい施設を探してみてください。

私は自宅から最も近く、3月からサービスを開始したばかりの武蔵野徳洲会病院にお伺いしました。

 

受付をした後は問診票に記入し、放射線技師の方と問診内容の確認をします。私の場合、体内に避妊リング(ミレーナ)を入れていること、矯正器具装着中、大腸がん罹患歴ありと、報告しておきたいことがいくつかありましたが、これらはすべて検診には差し支えなしとのことでした。
他に気をつけておきたい点は、タトゥーや心臓ペースメーカーの有無など、とのこと。いずれにしても検診前に注意点は丁寧に確認してもらえますので、ご安心を。

 

問診が終わったら検査着に着替えて、早速ドゥイブス・サーチでの検診がはじまります。

 

ドラマなどでも見る、身体ごと入るかたちのMRI装置の中にうつ伏せ状態で入っていきます。この時、台に乗っかって入っていくのですが、乳房が押しつぶされることなくぶらーんと自然に垂れ下がるよう、台がくり抜かれています。

 

エステサロンやマッサージ店などで顔の部分だけ「こんにちは」するあの台の“おっぱいバージョン”をイメージしていただければ正解です。

 

台に乗る際は検査着で乳房が引っ張られたりしないようにだけ注意しながら、“おっぱいホール”へ自分の胸をパコッとはめます。全然、難しくありません。はっきり言って、そっとうつ伏せになるだけです。
この時もずっと服は着たままなので、恥ずかしさもナッシング。正しい体勢ができたら、大きな作動音から耳を守るヘッドフォンを装着し、装置の中へIN!

 

……したのですが、中に入った途端、としまえんの筒型ウォータースライダーで感じた閉塞感が蘇り、閉所への不安が……。結局、関係者の方に検診中ずっと手を握っていただく、という体たらくでした。トホホ。

とはいえ、自分のような閉所恐怖症の方もおられるかと思います。問診票でも聞かれることではありますが、不安になったら技師さんにとことん、その気持ちを伝えください。私もヘッドフォンからのBGMのボリュームを調整してもらったり、頻繁に声をかけてもらうなど、不安を取り除くような配慮をたくさんしていただきました。ビビリですみません……!

15分間、ただうつ伏せで寝ているだけで検診は終了。
そういう意味でも、とっても忙しい日やジムなどでへとへとになった後に検診に行けば身体を休める時間にもなり、不安も軽減されるのではないかと思いました。