美しく“会席料理”を楽しむマナーとは「魚を裏返す、フタに貝殻を置くはNG？」

・焼き物（魚介類）

切り身や尾頭付きの魚、海老などを焼いたもの。あしらいは外し、箸で左端からひと口大に取っていただきます。尾頭付きは、上身を頭から尾のほうへといただき、裏返さずに、中骨を外して下身をいただきます。食べ終わった後は器の隅にくずをまとめ、懐紙で隠します。

・揚げ物

天ぷらの盛り合わせが一般的。淡泊なものが手前、味の濃いものが後ろに盛り付けられていますので、盛り付けを崩さないように、手前からいただきます。

・蒸し物

茶碗蒸し、かぶら蒸しなど。ふたを取り、添えられた匙ですくっていただきます。

・酢の物、和え物
口の中をさっぱりさせるためのお口直し。小鉢を持っていただきます。

・ご飯、止め椀、香の物
会席料理はお酒を楽しむための料理ですので、ご飯と味噌汁、香の物は最後に出されます。これが出されたらお酒をやめ、あたたかいうちにいただきます。

・果物、デザート、お茶
水菓子（果物やシャーベット）は、添えられている楊枝やスプーンでいただきます。生菓子は楊枝で小さく切っていただきましょう。