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薄毛が気になる大人がやってはいけないNGスタイリング

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NGスタイル④ ひっつめたポニーテール

最後は薄毛に見えてしまうNGヘアアレンジをご紹介。
「髪をひとつにまとめる時、シンプルに束ねますよね。ですが、まとめ方を間違えると薄毛に見えてしまうのです」と千葉智子さん。
例えば、前髪のないひとつ結び。若いとフレッシュな印象になるのに、大人になって結ぶと何かもの寂しげに感じませんか?

「キュッとタイトにまとめると髪のトップのボリュームがダウンして、フェイスラインのもたつきが逆に目立ってしまうこともあるので気をつけて」(千葉智子さん)。

薄毛見えしないまとめ髪のポイントは、「タイトに結ばず、ゆるっと結ぶ」こと。
薄毛は髪の生え際から目立ってくるため、その生え際を見せないような工夫が必要で、前髪や耳まわりの髪を残したハーフアップスタイルがおすすめです。
また、サイドの髪を後頭部にまとめるポニーテールは髪のボリュームがダウンするため、引っ張るのではなくゆるっとまとめることが大切。

 


<サイドの髪をゆるっとまとめるハーフアップスタイル>

1 前髪や耳まわりの髪を残したハーフアップスタイルがおすすめ。
2 サイドの髪は引っぱり上げず、後頭部でふわっとひとつにまとめること。ゆるっと髪をすくいあげるのがコツ

「束ねる時は髪をすくいあげるようにすると、ボリュームを損なわずふんわりとまとまります」(千葉智子さん)。


<ひとつ結びをする時のポイントとは?>

1 手ぐしでザックリとまとめ、えりあし部分の毛束はつまんでふわっとさせる
2 ゴムで束ねる前に頭頂部の髪も適度につまんで、動きを持たせて

「ひとつ結びをする際もポイントもボリュームダウンさせず、ふんわり見せて。特にハチ部分が悪目立ちしないよう、引っぱりすぎないようにしてください。また、えりあし部分もゆるさを残して束ねるように」(千葉智子さん)。

「髪が細い・少ない人でも、テクニック次第で薄毛と感じさせないスタイルを作ることは可能です。見た目印象を高めるスタイリングのコツを押さえるだけで随分変わりますよ」と千葉さん。
美容のプロたちも実践しているポイントを押さえた簡単テクニック。大人仕様のヘアスタイル、ぜひ、お試しを!

取材・文/長谷川真弓
構成/片岡千晶(編集部)


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