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コロナ禍で売れたベースメイク「マスクのしたの肌づくりはどうしてる? 」

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美容業界からもニューノーマルな時代に対応したコスメが誕生している中、45のコスメブランドに緊急アンケート!
コロナ禍で役に立ったお助けコスメから口コミで話題になったヒット製品をピックアップ。
今回は、マスク生活で「する派」「しない派」に分かれたベースメイク編です。
さまざまなニーズに応じたヒットアイテムをご紹介します。

 


リモートワークが生み出したヒットコスメ


マスク生活が続く中、メイクの常識も大きく変わりました。顔の半分近くが隠れてしまうため、ベースメイクを「する」と「しない」派ではっきりと分かれたのです。
「しない」と答えた人にその理由を聞いてみると、「肌に負担をかけたくない」という答えが一番多く、次いで「マスクで隠れるから手抜きできる」という正直な意見も(笑)。
ですが、ノーメイクはさすがにゼロで、聞いてみると「ファンデーションは塗らない」という答えでした。

 

一方、「する」派の意見を聞くと、「きちんとフルメイクしている」という人もいれば、「見えるところだけ」「必要最低限のお手入れだけ」と実にさまざま。ですが、「リモートワークの際に顔映りを良くしたい」という意見は全てに共通していました。
オンラインでPC越しに自分の顔が映し出されると、吹き出物や色ムラ・くすみなどが悪目立ちし、肌色を均一に整えることの大切さを実感した人もいたのではないでしょうか。

売り上げ低迷と言われていたベースメイクカテゴリーですが、この状況下でもヒットアイテムは生まれているのです。メイクの方法がこの1年でアップデートされていることがよくわかります。


脱ファンデで注目!化粧下地やBB、CCクリーム


マスク生活でファンデーションの厚塗りはさすがになくなりました。
薄くてナチュラルな仕上がりが求められる今、フルベースメイクからの脱却をする女性が続出。
ファンデーションの代替えとして化粧下地やBB・CCクリームに熱い視線が注がれたのです。

ランコムのUV エクスペール トーン アップ ローズはほのかなピンク色のテクスチャーが特徴。
実は64色から選ばれたこの「美人ピンク」と呼ばれる色は、アジア人女性の肌を美しくトーンアップさせ「自然な血色感が出る!」と話題に。
また、最高レベルのUVプロテクション機能に色調補正、うるおいが長時間持続するなどの機能性が世代を問わず売れている理由なんです。

マキアージュのドラマティック ヌードジェリー BBも、長引くマスク生活でニーズに合致したアイテム。世界初の成分アプローチにより、つや肌を演出すると共に「マスクにつきにくい」効果を実現。
SPFも50以上で日焼け止めとしても、なのに洗顔料で落とすことができるのも嬉しいポイント。
顧客のニーズにタイムリーに応え商品を届けようと、開発から発売まで約4ヵ月という驚異的なスピードを実現したというエピソードも!

オルビスのホワイトニングBBは、軽くみずみずしいツヤ肌を求める休日メイクアイテムとして、もともと重宝がられてました。ですが、美白効果、高保湿、崩れにくいなど1本で6役を兼ね備えた機能は、今まさにマスクメイクの必需品。
ストレスで肌がゆらぎやすい時にも安心して使える、とコロナ禍でニーズが高まったのも納得ですよね。



マスクで隠れるから、部分メイクアイテムが活躍!


昨年登場したベースメイクアイテムの中で、特に目立ったのは「部分使い」のアイテム。
「マスクで隠れるところのベースメイクはそこそこでいいから、見える部分をしっかりケアしたい」。
そんなリクエストに応えるかのように登場したのが、スティックタイプのファンデーションやコンシーラーでした。

 

アンプリチュードのコンプリートフィット パウダースティックファンデーションは肌にのせるととろけ出すオイル状のテクスチャーが特徴。肌にピタッと密着した後はパウダー状に変化するため、「長時間崩れず、マスクへの色移りもなくて驚き!」とSNSでの投稿が多くみられたアイテム。

また、ペン型タイプのRMKのルミナス ペンブラッシュコンシーラーは、使いやすく簡単に肌悩みが解決できると、昨年秋に発売して以来、旧リキッドコンシーラーの前年比約7倍という好調な売れ行きを記録。
特に、くま対策で使用する女性が多く、02(ベージュ)、04(オレンジ)に人気が集中したとか。使ってみると肌色に自然になじみ、本当に便利!


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