50歳になる前にやっておきたいこと3:不必要なものを捨てる


色々な経験を積んだからこそ、自分にとって本当に必要なものとそうでないものが分かってくることもあります。そろそろ不必要な、もの・環境・人間関係などは、手放してもいいのかもしれません。
実際に、人はそんなに多くのものを必要とはしていないもの。1年は365日、1日は24時間しかないですし、体は1つですしね。欲張って、自分に合わないものまで維持し続けるよりも、好きなものに囲まれた人生を歩んだほうが、有意義な時間を過ごせるもの。つまり、あれやこれやと持っていようとする「過剰な欲望」も“不必要なもの”だと言えるのです。

 

また、幸せに生きるために捨てたほうがいい“不必要なもの”が、もう1つあります。それは、「執着心」です。失ったものに対して執着をしている人に、幸せな人はいません。例えば、過去に失敗したことなどをいつまでも引きずっていると、先には進めませんしね。
その他にも、歳を重ねるほどに、体力が落ち、できなくなってくることも出てくるものなので、いちいち落ち込んでいては、ストレスが溜まってしまいます。
若さを失い、シミ、しわが増えても、体が太りやすくなっても、疲れやすくなっても、「そんなのは、歳をとったのだから当たり前!」と思って、受け入れてしまったほうがいいことも。逆に、きちんと受け止めることができたら、むしろ「今の自分ができることは何か?」を前向きに考えられるようになります。

それに、実際に失うものばかりでなく、経験を積んだからこそ、知識を得て、若い頃にはできなかったことが可能になることも。例えば、若い子たちからの人生相談にも答えやすくなりますしね。
だから、むしろ「加齢による自分の変化」を面白がれるようになったほうが、人生を楽しめるもの。体の変化も含め、ある意味、“初体験のこと”ばかりですしね(苦笑)。「へぇ!歳取ると、こんな風になるんだ?」と、“50代の自分”というのを、もっと面白がりましょう。これもある意味、“新たな自分”との出会いでもあるのです。

結局、そんな風に面白がれるようになるためにも、「自分を俯瞰してみること」が大切になってきます。そして、視野を広げれば広げるほど、“人生”というレベルで物事を見られるようになってきます。
そうするといつまでも若い体の自分でい続けるよりも、こんな風に歳を重ね、変化していく自分を愛おしく感じてくるものではありませんか?今までも、自分なりにがんばって生きてきましたしね。

40代のうちにやっておきたいことというのは、結局は、「“50代になる自分”を受け入れられるようになること」といっても過言ではありません。50代も楽しく生きていけるように、今のうちから色々と準備をしておきたいものですね。

この記事は2021年6月11日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

 


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