みなさん、チーズケーキはお好きですか? 「好き」と答えた方がイメージしているのは、濃厚な味と食感のベイクドチーズケーキでしょうか? あるいは冷やして美味しいレアチーズケーキ? それともふわふわのスフレタイプ? いずれにせよ、思い浮かべるのは黄色っぽい外見のケーキですよね。そんな私たちが抱くチーズケーキの常識をあっさり打ち破ってくれるのが、東京・目黒区にあるチーズケーキ店「A WORKS」です。

この店のショーケースに並ぶのは、常時15種ほどとバリエーション豊かなチーズケーキ。そこにはなんとレインボーカラーのチーズケーキから、カモフラ柄のチーズケーキまで。さらには、チョコミントやベリーなど、さまざまなフレーバーのチーズケーキも。

ここでしか食べられないオリジナリティ溢れるチーズケーキを求めるお客さんで、営業日には最長2時間待ちの行列ができるというA WORKS。「なかなか食べられない! でも食べてみたい!」という声に応えて発売になったのが、同店の店主・船瀬洋一郎さんによるレシピ本『A WORKS 新しいチーズケーキの教科書』です。

今回は本書から、A WORKSのベイクドチーズケーキ3種と、人気店の味をおうちで失敗なく再現するコツを抜粋してご紹介します。

 


人気店直伝!チーズケーキを上手に作るコツ


おいしくなるのは、ひと晩ねかせた後
A WORKSのショーケースに並んでいるチーズケーキは、実は前日に焼き上がったものなんです。オーブンから出した段階では、フルフルと揺れるくらい繊細なものもあります。それを室温で3時間ほど、さらにラップをかけて冷蔵庫にしまってだいたい24時間から36時間くらいねかせておくと、しっとり、みっちりとした食感のチーズケーキになります。食べたくなる前に作ったほうがいいかも(笑)。

 

簡単で、失敗なく作れる
A WORKSのチーズケーキは失敗しろ! というほうが難しいくらい簡単。まずはベーシックなものを、レシピに忠実に作ってみてください。簡単で、あっけないと思うかもしれません。はじめてお菓子を作るバイトくんでも、あっという間にできるようになります。ただ、「クリームチーズを室温に戻す」「こし器でこす」といった、レシピに書いてあることは、きちんと守ってほしい部分なので端折らずに。