9

真夏でも深刻な乾燥肌に。オイルと乳液で作る「即効クリーム」の作り方

8

ここ数年、「真夏なのに肌が乾燥する」と悩む女性が増えているそう。「汗や過剰な皮脂で気づかないかもしれませんが、真夏でも肌は乾燥します。症状が悪化し、万年乾燥肌になっている人も少なくありません」と語るのは、ヘアメイクアップアーティストの赤松絵利さん。
意外と知らない真夏の乾燥対策。簡単で手軽にできるお手入れはあるのでしょうか? 

大草 直子

「オイル」と「乳液」を混ぜた「即席クリーム」が効果的

外出すれば紫外線と高温多湿でマスク蒸れ、家にいてもクーラーで肌が乾燥してしまうなど、挙げただけでも肌へのダメージは相当なもの。なのに、自分の肌が乾燥していると気づかない方が多いんです。
例えば、洗顔直後に肌のつっぱりを感じたり、いつもより肌がごわついていたら要注意。このまま放っておくと、本格的に乾燥シーズンが到来した時に肌の老化が一気に加速してしまうのです。食い止めるならこの夏が勝負時。水分補給だけでなく、潤いが逃げないよう、肌表面に「フタ」をする。保湿ケアの基本を徹底することが大事なのです。

今回、紹介するのは「フタ」の役回りをしてくれる「即席クリーム」。お手持ちの乳液にオイルをプラスするだけの簡単仕様。オイルの量も調整できるため、乾燥対策にはもってこいのお手入れ法なんですよ。

①乳液にオイルを足すだけ。朝は少なめ、夜は多めにするなど、ニーズに合わせて量を加減できる。
②手のひらでしっかり混ぜ合わせて。「オイルは乳液やクリームとの親和性も高く、浸透もスムーズ」。


オイル・乳液・クリームとそれぞれを重ね付けするよりも手軽だし、肌なじみもスムーズな気がします。
万年乾燥肌の方はクリームにオイルを混ぜた「濃厚クリーム」がおすすめ。肌がふっくらと柔らかさを感じるようになりますよ。
真夏こそ、乾燥対策を万全に!



赤松さんお気に入り「即席クリーム」におすすめオイル

ラズベリーシードオイルは紫外線対策も期待できるオイル。「朝のスキンケアの最後に使うと、化粧下地の役割も。真夏の紫外線対策も一緒に叶う万能オイルです」。
Fragrant Earth ラズベリーシードオイル 50mL ¥4356/Make it&Co. 銀座店

 

赤松 絵利
ESPER代表/ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌・広告・ヘアメイクプランナーとして活躍。 蒼井優、綾瀬はるか、多部未華子、常盤貴子、松岡茉優(敬称略、五十音順) など多くの女優を担当。著書『世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書』(講談社)


撮影/目黒智子
取材・文/長谷川真弓
出演/片岡千晶(編集部)
構成/片岡千晶・國見香


第1回「40代のすべての肌悩みに即効!自分で作れる「フレッシュな万能乳液」」>>
第2回「真夏でも日やけ止めが落ちない裏ワザ、今すぐ取り入れて!」>>
​第3回「真夏の汗ダクダクにメイク崩れを防ぐスキンケアのひと手間」>>
​第4回「シミを意図的に隠すコンシーラの塗り方。大きいシミには意外な裏技も!」>>
​第5回「毛穴の目立ちを今すぐ解消するテクニックとは?」>>
​第6回「汗だくの真夏でも「パンダ目」にならないマスカラの塗り方とは?」>>
​第7回「赤松さんの一生大切にしたいメイクアイテム大公開!」>>
​第8回「人気ヘアメイクの3種の神器「髪が変わるすごいブラシ」とは?」>>
​第10回「たった1分でたるみ予防!女優もやっている簡単マッサージ」>>
​第11回「頭頂部、生え際...気になる薄毛「3つの隠し方&おすすめアイテム」」>>
​第12回「大人の眉毛の描き方「眉尻が長いと老け見えに!」」>>