ドラマの大ヒットを受けて、映画化された『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』。演じているのは高岡早紀さん。先立ってテレビで放送された「リカ~リバース」では、自身が演じたリカの少女時代の母親役を演じたことも話題です。
運命の愛を信じ、限りなく惚れっぽく、裏切りは絶対に許さないリカは女性人気も高いキャラクターです。そのキャラクターとは裏腹に明るく穏やかな印象の高岡早紀さんですが、リカとの共通点も。キーワードは、母親、そして規格外。

 


美少女、透明感と言われても自分ではよくわからない


高岡さんの合同取材で同席した男性記者は、目の前にした高岡さんの美しさにドキドキな様子。でも「デビュー当時から美少女で、今も透明感抜群で……」という、男性が「女神化」するようなその質問に、高岡さんはちょっと居心地悪そうに答えます。

「デビュー当時は、ありがたいことに美少女枠に入れていただいてたのですが、私は違うのではないかと思っていたんです。絶対的美少女として後藤久美子ちゃんがいたので、かなう人なんて誰もいない。透明感があるとも言っていただきますが、私は色白だからでしょうか。自分ではよくわからないんです」

主演最新作『リカ~自称28歳の純愛モンスター~』は、大ヒットドラマからの映画化。

「運命の愛を見つけ、28歳で結婚する」と心に誓い、それを実現するために頑固に「28歳」を自称し続けるリカは、運命の愛をものすごくピュアに信じ、それゆえに裏切られれば相手を殺してしまいます。この作品で女性ファンを増やしたのは、なんとなくわかる気がします。

©2021映画『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』製作委員会

「ピュアな恋愛を追い求めるあまり、サイコめいてしまうところとか……リカの中にある要素は、自分の中にも何かしら見いだせたりすると思います。女性ファンが増えているとしたら、それはもちろん嬉しいですね。若い頃は“異性にモテたい”と思うはずなんです。私もそうだったかな。でも大人になってくると、男の人とご飯を食べに行くよりも、女子会をしているほうがよーっぽど楽しいっていうの、ありますよね」

 


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