そんな中、6月23日にはブリトニー自身が、父親となっている後見人の解除を求めて裁判所の審問に電話で出席。公の場で初めて後見人制度について発言したのですが、その内容が想像以上に酷いものだったのです。

・ラスベガスでの定期公演への出演を拒否した際、抗うつ剤のリチウムを強制的に飲まされ、酷い副作用に苦しんだ。このため、6人の看護師に看護される羽目に。

・「結婚して子どもを産みたいから避妊具のIUDを病院に行って外したい」という願いを拒否され、出産を禁じられた。

・1ヶ月6万ドルもするリハビリ施設に無理やり入れられた。

父親から受けたこれらの扱いについて、「後見人制度は虐待であり、早く終わらせて欲しい。自分の人生を取り戻したい」と訴えたブリトニー。この後見人制度は、このままだと2021年9月まで続くことになっています。
 

6月23日、裁判所の前でブリトニーの審問の様子を聞く「#フリー・ブリトニー」を支持する人々。写真:ロイター/アフロ


審問での電話の最後に、「このままずっとこの電話を続けていられたらいいのに。電話を切ったあと、『ノー』という声が何度も聞こえるような気になるの。突然、袋叩きに遭い、いじめられて、ひとりぼっちで取り残されているような気分よ。孤独を感じることに、もう疲れたわ。他の人たちと同じように権利が欲しい。他の人たちのように、家族や子どもを持ちたいの」と語った彼女。その言葉は、長年、実の家族から受けて来た仕打ちに対する、悲痛な叫びでした。

2017年から交際を続ける12歳年下のダンサー、サム・アスガリと。

 


11歳でハリウッドにデビューし、16歳のときにリリースした『ベイビー・ワンモア・タイム』で世界的スターに。同じようにティーンで人気歌手になったジャスティン・ビーバー然り、若くして成功し大金を手にしたことで、その後メンタルヘルスの問題で悩むセレブは多いですよね。本来ならそんな娘を守るべき存在である実の父親が、我が子を精神的・金銭的に支配して苦しめていただなんて……。

ブリトニーが40歳を迎える前に、父親の監視からもマスコミの目からも解放され、再び自分の人生を取り戻せるように願って止みません。
 


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