大学の前期の講義が今週で終わり、夏休みに入ります。
アナウンサーの仕事と並行して、法政大学など3つの大学で教鞭を執っているのですが、
前期は、昭和女子大学の「スピーチ基礎」と「プレゼンテーション」の2コマの講義を受け持っています。

 


授業では、学生さんたちに様々なテーマでスピーチをしてもらうのですが、
直近のテーマが「感謝」でした。

十数年前に出版した拙著「ありがとう上手の習慣」のエッセイの中から、2つのテーマを読んでもらい学生一人一人に発表してもらいました。

 

一つは「当たり前の健康に、生きている自分に感謝する」
もう一つは、「ツイていない時こそ、たくさんのありがとうを」

 

すると、教え子の皆さんから、2つ目のテーマについて、、
「先生のエッセイを読んで、ツイていない時の自分の心の持ちようが変わりました」
「これまで落ち込んだ時は、洋服の衝動買いをしたり、ケーキをばくばく食べたり、していたけど、、すぐには気持ちは晴れなかったです。そういう時に他人に感謝するという発想は、目からウロコでした。」
「このテーマで発表してから、母や弟に、小さなことでもありがとうを伝えるようにしたら、なんか自分がとっても気分良くなりました」
という内容の嬉しい感想が続々と。

私もかつて若かりし頃、ついていないことが続いた時、デザートの食べ放題に出かけたり、いらないモノの衝動買いしたりと、自分を慰める行動をとっていましたが、ベクトルが自分にばかり向いている時は、立ち直るのに割と時間がかかると言うことに次第に気づきました。

そこで気持ちを切り替えて、ついていない時こそ、いつも以上に周りの人々に感謝の気持ちを伝えるようにしたのです。

ついていなかった日は、とにかくすぐに実行できる「感謝」を片っ端から探していきます。例えば、

・出しそびれていた友人へのお礼メールを出す
・実家の親へ電話して、送ってくれたお菓子の味の感想を伝える、
・大変な作業を手伝ってくれた近所の方に、手書きのメッセージカードと小さなギフトを渡す
・いつもお世話になっているマンションの管理人さんに差し入れをする
・重たい物を運んできてくれた宅配業者の方に、「お疲れ様です」と缶コーヒーをお渡しする

と、誰かが喜ぶような小さな感謝をどんどん伝えていくのです。(ちなみに下の写真は、先日知り合いにプレゼントした表参道「菊家」の夏の生菓子)

 

「今日は5つもツイてないことがあった、、、じゃあ、5つのありがとうをばらまこう!!!」と考えて、ネガティブをポジティブで相殺する、、
これ、やってみると立ち直りが早いことを実感してもらえるのでは、、と思います。

他人への感謝は、その相手にいいエネルギーを送ること。
ベクトルを外に向けることで、自分の中の停滞した気が出て行き、空気の入れ替えのような「気の入れ替え」が体の中で起こります。

「こんな日もあるよね、、でも、私も多くの人に支えられて、結構恵まれているかも、、」
と、上機嫌が復活し心が整う、、、簡単だけど、ささやかに続けている習慣の一つです。

そんな小さな感謝の伝え方については
先日更新したYouTubeチャンネル「堤信子のありがとう上手の習慣〜代官山のキッチンから』でもお伝えしています。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://youtu.be/QKKcsIKkjUE
代官山の人気カフェ「it coffee」のお豆と、ヒルサイドパントリーの週末限定生ハムセットもご紹介しています。

 

「当たり前」の反対語は、「感謝」


そのことを時々思い出すように心がけていると、ツイていないときもなんとか乗り切れる気がするのです。