7月23日に開催された東京五輪開会式で、聖火リレーの最終走者を務めた、女子テニスの大坂なおみ選手。

7月23日、東京五輪開会式で聖火リレー最終ランナーを務めた大坂なおみ選手。写真:ロイター/アフロ

全仏オープンを1回戦で棄権したあと、6月に自身のツイッターアカウントで長い間うつ状態を患っていることをカミングアウトした彼女ですが、7月16日にはNetflixでドキュメンタリー映画「大坂なおみ」の配信がスタートし、その直前の12日には大坂なおみ選手モデルのバービー人形が発売、数時間で完売するなど、インフルエンサーとしての影響力は増すばかり。


4月にはインスタグラムで、水着ブランド「フランキーズ・ビキニ」とスウィムウェアコレクションをコラボしたことを発表。同ブランドのピンクのコラボビキニを身につけたセルフィーを投稿して話題になりましたが、今度はアメリカのスポーツ誌「スポーツ・イラストレーテッド」の水着特集号でカバーガールに。

シースルーデザインのセクシーなワンピースタイプの水着を堂々と着こなす大坂選手。

同誌の水着特集号の表紙は毎年、旬のitガールが起用されることで知られ、スターの登竜門的存在でもあります。近年では様々な年齢や人種、体型の女性やトランスジェンダーモデルが登場して、美のダイバーシティを体現しています。今回は大坂なおみ選手のほか、ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン、トランスジェンダーである俳優のレイナ・ブルームを抜擢。大坂なおみ選手はハイチと日本にルーツを持つ女性として初のカバーガールとなりました。


編集長のMJ・デイは大坂選手を起用した理由を、「平等、社会的正義、メンタルヘルスについて常に障壁を打ち破ろうとする、彼女の情熱と強さ、パワーを称賛します」と語っています。

 

世間には、「うつ状態だと言って全仏オープンを棄権しながら水着にはなれるのか」と彼女の行動の矛盾を指摘する声もあるようですが、私はそうではないと思うのです。

かっこいい!緑&ピンクヘアでコラボ水着を着こなす大坂選手
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1〜8 「フランキーズ・ビキニ」公式サイトより。
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