ツールを使った英語力アップのためのポイント


【英語オンリーを徹底しよう①】「日本語説明つき」はNG!

英語の音を聞かせるときに意識してほしいことがあります。それは、「英語だけで内容が完結しているものを聞かせる」こと。

英語の歌なら、続けて日本語の歌詞が出てこないものを選びましょう。英語の朗読CD では、英語に続いて日本語訳が流れるものは、ひとまず避けてください。対訳つきのものが悪いわけではありませんが、おうち英語では、まずは英語の音を英語のまま理解することに慣れるのが大事。英語オンリーで聞かせましょう。

かといって、TV番組で、間に日本語のコマーシャルが入ることを気にしすぎる必要はありません。視聴している内容そのものが英語で完結していれば大丈夫です。


【英語オンリーを徹底しよう②】「appleはリンゴだよ」と翻訳しない!

 

「英語オンリーだと、本当に理解できているのかわからない……」と心配になるかもしれません。だからつい、英語の絵本を読みながら「apple は『りんご』だよ」などと「翻訳」してしまうママパパも多いのではないでしょうか。

 

でも、それは必要ありません。絵を見ればわかるからです。日本語の絵本と同じように考えてみましょう。赤くて丸い果物の絵=appleとわかればOK。appleを食べたときの触感や味、香りなども想像できるかもしれません。appleを「りんご」と翻訳できる能力よりも、形や味を想像できたり、好きか嫌いかを言えるほうが大切です。単語を自分に関連づけて理解することから始めるのです。

子ども向けの絵本は、絵が子どもの理解を補ってくれるように作られています。お子さんが日本語の意味を知りたがったら、説明をしてもよいですが、なるべく英語オンリーで(解説抜きで)そのまま読み聞かせましょう。

英語の歌も同様です。英語の歌を聞かせることのメリットの1つが、さまざまな動詞の活用形が出てくることが多く、それを(なんとなく)理解できるようになることです。

たとえば、『ロンドン橋落ちた』の歌では“London bridge is falling down”(現在進行形)や、“Wood and clay will wash away”(未来形)のように動詞が活用します。ここでも解説は不要です。なるべく英語オンリーで、楽しく聞いてもらってください。