25日から開催されている唐津 隆太窯 中里太亀(なかざとたき)さんのうつわ展が行われているとのことで、料理家の奥田ここさんと一緒にお伺いしました。

中里太亀さんと奥田ここさん。ユーモア溢れる気さくなお人柄も素敵でした。太亀さんは滞在中にもマイ器を持って来て、滞在先でお酒やお茶を楽しんでいるとのこと。どんなシチュエーションでも器一つで心豊かにできる、そういう贅沢見習いたいですね。

奥田さんが足繁く通う唐津や、お料理にも度々出てくる素敵な器たちにときめくものがあり、展覧会が行われるこのタイミングで念願のご対面です。

コロナ禍という状況で簡単に行き来できる状況でない今日、作品を直に見れる貴重な機会ということもあり、首を長くして待っていた隆太窯ファンが途切れることなく訪れます。

人間国宝の12代中里太郎右衛門(無庵)氏(江戸時代までは藩の御用窯として栄えた唐津焼ですが、明治以降衰退。その唐津焼の伝統と技法を復活させたレジェンド)の五男にあたる中里隆氏が「隆太窯」を開き、その後継者が太亀氏になられます。今ではご子息の健太氏も陶芸家としてご活躍だそうで、親子3代に渡って隆太窯が受け継がれています。

唐津らしい土の風合いや粉引、南蛮、三島などの伝統を、中里太亀さんにより大胆な手法を用い新しい伊吹が吹き込まれ、唐津焼の「今」に映し出します。

その一方で、先代から隆太窯へ受け継がれた血脈がしっかり宿る作品たち。革新の中にも伝統の重みを感じ、唐津焼の揺るがない魅力に心奪われました。

カジュアルに食卓に彩りを添えたい作品もたくさん。三島の器は色の変化も楽しい。
この豆皿ものすごく可愛かった!
絵唐津の大胆なデザインと縁が美しい青に彩られた器。釉薬の加減で表情が変わる器たちは新しい試みによって自由に変化する。
表情が豊かな唐津南蛮櫛目片口鉢
絵唐津大皿と唐津南蛮花入
徳利からぐい呑み、ビアカップ、湯呑みまで色々。こんなのでお酒飲めたら絶対に美味しい!笑
茶道具で使われる唐津南蛮灰器。灰を入れるには勿体無いよ〜な、笑。底のデザインがとても素敵。私だったら果物やお菓子入れで使いたい。
こちらも茶道具の一つ、水指。今回の一番のお気に入り。蓋は膝であつらえ、特別オーダーしたものだそう。モダンな感性がまた素敵です。今回は残念ながら眺めるだけ、笑

土が与える温かみや、使い続けるほど経年劣化も魅力な唐津焼。愛着が溢れてくる器です。これからも少しずつ増やしていけたらいいなぁ。

会期は7月31日までだそう。ご興味ある方にはぜひこの機会に!

直径15cm程度の唐津南蛮片口鉢。丸みのあるフォルムと愛らしい口、焼き締めのこの趣にやられて今回連れて帰りました。表情がそれぞれに違う作品たちはまさに出会い。

 

 

唐津隆太窯 中里太亀うつわ展 会期:7月31日(土)まで(11:00〜19:00 最終日17:00まで)場所:柿傳ギャラリー 新宿区新宿3-37-11安与ビルB2F TEL: 03-3352-5118